「手ぶらで生きる術 忘れ上手は生き方上手」桜井章一

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手ぶらで生きる術 忘れ上手は生き方上手 (竹書房新書)

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■賭け麻雀の世界で無敵の代打ち
 「雀鬼」の異名を持つ
 桜井さんの一冊です。


 現在は、麻雀道場「牌の音」を運営し、
 麻雀を教える「雀鬼会」でメンバーを
 指導しています。


 「雀鬼会」には悩める若者や、
 ドロップアウトしたような人も
 集まってくるという。


 そういう会員に、桜井さんが
 教えている内容をまとめたのが
 この本なのです。


 つまり、この世の中を
 どう考え、どう生きていくのか
 ということです。


・常に何事に対しても「たいしたことない」
 という気持ちを持つこと。
 たとえば卑怯なことをやられたり
 裏切られたりしたとします・・・
 それがトラウマになって忘れられない
 心の傷になったりもする・・
 常に「たいしたことない」と思っていれば、
 多少のことでは動じなくなります(p20)


■桜井流の基本は、
 だれもが未熟だという認識です。


 友人に裏切られたとしましょう。
 そういう未熟な人がいるのは当たり前で、
 たいしたことはない。


 辛いことがあったとしましょう。
 それも動いていれば、
 いずれ過去のこととなって薄まっていく。


 自分の価値観どおり行動できないとしましょう。
 わかっていてもできないのが人間であり、
 やれる範囲で努力すればいいのです。


 完璧を自分に求めるのが間違いであり、
 他人にも完璧を求めるのは
 間違いということです。


・「与えられた状況の中で、
 やるべきことをやっていればいい」
 ということを教えているし、
 また自分自身にもそう望んでいる(p35)


■人間関係とは、
 不完全な自分と不完全な他人の間で
 どうやっていくのかという
 当たり前の話でした。


 不敗の雀鬼が
 人生論を教えている。
 麻雀には人生に通じるものが
 あるのでしょう。


 桜井さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・忘れるということは大事なことですが、
 同様に、立ち止まらずに動いていくことも、
 またとても大事なことです。
 動いていれば、今は「特別に濃い」ものも、
 自然と「薄まって」いく(p23)


・未熟なもの同士が歩み寄ることが、
 人間関係の基本である(p58)


・生きていればいろんな壁にぶつかります・・
 壁にぶつからないほうが問題です・・
 壁はなにも「乗り越える」感覚ばかりではなく、
 「壁の上で遊ぶ」という感覚があっても
 いいということです(p82)


・表も裏もあるのが人間の自然な姿です。
 「僕には裏表がありません」ということは
 「表側だけの人間です」ということで、
 私は「平面図かこの野郎!」と思いました(p45)


・熱血というのは、弱さの裏返しであるし
 脆さでもある。そういう熱い自分を演出して、
 その姿にすがっていないと
 いられないわけです(p47)


・プライドというものに縛られている・・
 たとえばいじめという目に見える要因があって
 自殺したにしても、暴力を受けて
 「痛い」とか「しんどい」と思って、
 それで死ぬ人はほとんどいないと思う。
 やっぱりそこから派生したプライドの
 著しい損傷が、自らを死に
 追いやっているのです(p56)


・なにを捨てて、なにを捨てないか。
 それは生き様であり、生きる指針に
 関わってくる大事なことです(p31)


・「自分の価値観」が分かったところで、
 その「成否」を間違えずに行動していくことは、
 とても難しいことです。
 たとえば「人から良く見られたい」
 という思いをゼロにすることは難しいから、
 本来「否」であることでも、
 良く見られるのであれば
 「正」としてしまうこともある(p79)


・私は、時々、あえて自分に向いていない
 嫌なことをやっていこうと思っています・・
 「好きこそものの上手なれ」という
 やり方もあるでしょう・・
 しかし、それだけだとどこかに
 「とらわれ」ができてしまうのも
 また事実です(p99)


・「現場」という言葉が好きです・・
 なんにしても現場で体験する
 「現場感覚」がないと、
 ズレてしまうのです(p187)


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■目次

第1章 忘れ上手は生き方上手
第2章 目標は横に置け
第3章 無意識を開け
第4章 時間の目盛りを変えろ



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