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「トップ1%の人だけが知っている「仮想通貨の真実」」俣野 成敏 坪井 健

2018/02/25公開 更新
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トップ1%の人だけが知っている「仮想通貨の真実」


【私の評価】★★☆☆☆(67点)


要約と感想レビュー

 仮想通貨について解説した一冊です。それぞれの通貨を説明してくれるのかと思ったら、通貨への心構えといった内容でした。仮想通貨は決済手段ですので、確かに姿のない「金」のようなものなのでしょう。


 仮想通貨には、銀行決済に使えるほどの仕組みもあるようです。今後、銀行決済にもブロックチェーンの技術が活用されるかもしれません。仮想通貨は、動向を見ていきたいですね。俣野さん、坪井さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・購入した仮想通貨が含み益を持っているというだけでは税金は生じませんが、仮想通貨を他の通貨(仮想通貨→仮想通貨でも)に両替した場合の差益には税金がかかります(p21)


・仮想通貨とは「すべての取引が追跡可能な通貨」(p23)


・MUFGコインのレートは1対1だから1円も増えません・・Suicaで十分なのではないか?(p31)


・ギリシャの経済危機をきっかけに、避難通貨としてビットコインが顕著な値上がりを示しました。「資産の避難先」として仮想通貨が選ばれたこと、「国よりも仮想通貨のほうが信頼できる」と思う人が大勢いるということの表れでしょう(p54)


・ビットコインとリップルは「ブロックチェーン1.0(プッシュ型)」といわれ、決済機能の優れているという特徴があります(p71)


・リップルは、その機能を主に「送金」に絞っていること、銀行にとって便利な機能を搭載していること・・口座開設、凍結、手数料の上乗せ等が可能であるほか、スピーディな決済など、信頼性の高い金融システムとして稼働できるしくみを持ち合わせています(p74)


・現金決済がたった2%・・スウェーデンでは、eクローネという独自通貨をカード、スマホを使ってやりとりする決済手段が主流となっていてて、法定通貨のやりとりは、わずか2%程度だといいます(p78)


・仮想通貨は「将来有望なベンチャー企業」のようなものです・・仮想通貨は・・ルールに賛同したプログラマーやマイナーといわれる人たちが、そのルールに基づいてプログラムが動いているだけです(p136)


・未公開コインの詐欺のごく簡単なしくみは、前述のように「リリース前に買っておけば、儲かりますよ」という言い方で資金を集める・・というものです(p188)


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トップ1%の人だけが知っている「仮想通貨の真実」
トップ1%の人だけが知っている「仮想通貨の真実」
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俣野 成敏 坪井 健
日本経済新聞出版社
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【私の評価】★★☆☆☆(67点)



目次

第1章 仮想通貨が我々の前に姿を現し始めた!
第2章 仮想通貨は世界をどう変えていくのか―仮想通貨の可能性を知る
第3章 仮想通貨を味方にする方法―正しい投資マインドを知る
第4章 仮想通貨が抱える「不安材料」
第5章 仮想通貨に群がる怪しい思惑
終章 「幸せな老後」は、今のあなたがつくる


著者経歴

 俣野 成敏(またの なるとし)・・・1993年、東証一部上場の精密機械メーカーに入社。2002年、赤字転落に起因したリストラ策が決行され、30 歳にして対象者となる。在庫処分を担う直販店を社内起業。2004年、33歳にして異例の現役最年少役員に抜擢。アウトレットで坪売上トップクラスの効率経営を続け、創業以来9 年連続の増収。無借金の年商14 億円企業に。2011年、メーカー本体に戻り、史上最年少の40歳5ヵ月で上級顧問に就任。


 坪井 健(つぼい けん)・・・中央大学理工学部卒業後、3年間アメリカ・オーストラリアで経営トレーニングを受講、理工系の知識と経営工学の知識が評価されソフトバンクグループ関連企業に入社、4年後IT関連企業を設立し独立。独立後、医療関係システム、人工衛星のCCDカメラのソフトモジュール、スマートフォンOS基本ユーザインタフェイスの開発、契約書のデジタル化技術、電子決済暗号化技術、端末認証の暗号化技術など、暗号・解析技術の基本開発を行っている。2013年より仮想通貨の将来性に関して啓蒙を行っている。東京ゲートウェイ株式会社創設者。


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