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「日本一幸せな大富豪 竹田和平さんが命をかけて教えた 魂に火をつける5つの物語」山本時嗣

2018/01/19公開 更新
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日本一幸せな大富豪 竹田和平さんが命をかけて教えた  魂に火をつける5つの物語


【私の評価】★★★★☆(88点)


要約と感想レビュー

徳を積む

2016年に亡くなった大投資家 竹田和平さんの一番弟子が伝える和平さんの生き方です。和平さんは竹田製菓の経営者であり、個人投資家としても成功しています。有名なのは、金価格の下がっている時期に金を購入し続け、その金で金貨を制作し、販売したり、人に配っていたことです。後年は、「貯徳問答講」「智徳志士の会」といった勉強会を作って人の育成に注力していたという。


また、税金については、「5年で5倍の所得と納税のアップをしよう!」と和平さんは説いていました。つまり、税金は社会に貢献するものであることだから、「与える」という意味もあり、徳を積むことになるということなのです。


・「わくわくするならええがね」とよく言う和平さん。(p93)


自分が幸せになるから、周りの人を幸せにできる

この本は和平さんに教えを受けた弟子たちが、まとめたものです。まず、自分が笑顔でわくわく成功する。自分が満たされると、社会貢献ができるようになる。そして、最後には、そうしたわくわく幸せな人を増やすことができるようになるというのが教えなのです。自分が幸せになるから、周りの人を幸せにできるということなのでしょう。


そして、孫が『ゲームが欲しい』と言うと、ゲームは買ってあげるという。そして、『ゲームをやるただの消費者になるか、深く関わってゲームをつくるプログラマーになるか』だと問いかけていたというのです。雇われる側となるのか、雇う側になるのか。遊ぶ側になるのか、遊ぶものを提供する側になるのか、和平さんの視点は高く広いのです。


・わしは基本家族のためだけに100億円用意してる。そして、会社も含めて、どっからどうなっても倒れない状態をつくって、余裕のある状態で社会貢献をしてるんだがね(p42)


和平さんは本ばかり読んでいた

実際の和平さんは、家で本ばかり読んでいたそうです。そして中学生の孫に『感動したから読め』とドラッカーの『マネジメント』やラッセルの『幸福論』を渡していたことがあったという。


和平さんはビジネスを渋沢栄一に学んだというように、和平さんは本を読んでいました。部下や子供にも本を読むように言っていたという。私も読書は続けます。山本さん良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・実際に和平さんは、なんでも気合で何とかなるという考えを持っていたようで、アニマル浜口的な「気合いだ!気合いだ!」という激しい部分があった(p155)


・細胞はな、半殺しの目にあわんと開花しないんだ・・人間は困難にあうと、バッと目覚めるがね(p164)


・秘書のお2人の面接は『人生を拓く「百尊の教え」』を読んでその感想を話す、というものだったそうです(p162)


▼引用は下記の書籍からです。
日本一幸せな大富豪 竹田和平さんが命をかけて教えた  魂に火をつける5つの物語
山本時嗣
光文社
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【私の評価】★★★★☆(88点)


目次

第1話 3万円の交通費―山本時嗣「天才性の見つけ方」
第2話 10年後に「徳の世を開く」ビジネスを―鬼頭宏昌さん「事業成功の仕方」
第3話 恒心があってこその恒産―ムラモトヒロキさん「徳を貯めるお金の遣い方」
第4話 「まろ」になったら何でもできる―真田英里さん「志の継ぎ方」
第5話 竹田家家庭人としての竹田和平



著者経歴

山本時嗣(やまもと ときおみ)・・・株式会社ダーナ代表取締役。作家プロデューサー。1977年1月17日、栃木県生まれ。福島大学卒業。1999年CSRコンサルティング会社に新卒入社。営業企画マンとして、同社の年商6億円達成に貢献する。2005年、28歳で独立。しかし、離婚や借金など公私ともに失敗を繰り返し辛酸を嘗める。2006年に竹田和平さんと出会い、『徳』を学び、実践しはじめる。2007年、30歳のとき、ウェブマガジン月刊『貯徳時代』を創刊し、その発行元として株式会社ダーナを設立、代表取締役に就任する


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