「「0から1」の発想術」大前 研一

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「0から1」の発想術

【私の評価】★★★★★(93点)


■パソコン、インターネット発展により
 世の中が大きく変わろうとしている中、
 何に取り組もうか、と悩まれている人への
 アドバイスとなる一冊です。


 大前さんといえばマッキンゼーで活躍し、
 ビジネス・ブレークスルー大学を作るなど
 超一流のコンサルタント。


 その発想法を具体例を示しながら
 教えてくれるのですから、
 刺激的です。


・では、ここで問題を出そう。
 Q もし、あなたがローソンの社長なら、
 どうすればセブンイレブンを
 超えることができるか(p75)


■その発想法は、顧客に聞く、
 組み合わせる、空きを活用する、
 欧米の成功を真似るなど
 教科書的なものです。


 しかし、例えば組み合わせ発想法で、
 携帯+オークションを組み合わせて
 モバオクが成功した。


 個人の知識+ネットで
 ウィキベディアができた。


 オーストラリアには水陸両用バスで
 任期の観光バスがある


 こういった成功例を示されながら、
 では、あなたがローソンの社長だったら
 どうしますか?
 と質問されるわけです。


・ニュー・コンビネーション・・
 「コンビニエンスストア×ファストフード
 ショップ(カフェ)」が、スウェーデンに
 おけるセブン-イレブンだったのである。・・
 オーストラリアに行けば、セブン-イレブンは
 ガソリンスタンドと組み合わさっている(p69)


■発想には、
 答えがないのだと
 思いました。


 ただ、発想しなければ、
 実現もないのです。


 そして行動しなければ、
 実現はない。


 新しい発想が求められている人への
 大きなヒントになる一冊だと
 思いましたので、★5としました。


 大前さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・セルゲイ・ブリンは東欧系ユダヤ人で、
 ロシアからアメリカに移住してきた・・
 「もし自分が検索サイトを作るなら・・」
 という発想でグーグルを立ち上げ、
 世界中のインターネット環境を一変させた(p4)


・どういう問いが有効か・・
 「ユーザーが求めているものは、何ですか?」
 「私たちは、それを十分提供していますか?」
 「ユーザーが満足していない部分の原因は何ですか?」
 「それを解決するには、どういう方法がありますか?」
 (p29)


・GEのCEO(最高責任者)を
 務めていたジャック・ウェルチは・・
 社内で既存の事業部をつぶすための
 事業部をつくれと指示したのである(p54)


・ソニーが大きな視点を持って
 展開していたならば、「FeliCa」は
 共通化されて世界標準を取っていたはずだ。
 もちろん最近になって話題となっている
 「フィンテック」(Fintech)の
 基幹プラットフォームを
 築くこともできたはずだ(p62)


・アメックスは法人全体の決済も請け負っている・・
 アメックスと契約している企業は、
 社員全員にアメックスカードを持たせる。・・
 経理処理が容易になるのだ(p87)


・平日の観覧車にどう人を集めるか・・
 カフェの無料券を配布するという手もある・・
 コーヒー1杯の原価はだいたい10%だ。
 500円ならば50円にすぎない。
 しかもカフェに呼び込めれば、
 それだけで終わらない・・
 施設のショップで買い物をしていく客も
 増えるだろう(p85)


・おそらく5年後には(もしかするともっと早く)、
 すべてのデジタル機器がインターネットに
 よって融合するだろう・・
 では、そういうリビングルームで
 自分たちができることは何か、
 提供できる商品やサービスは何か、
 と発想していくのである(p106)


・まずチェックすべきは「グーグル」だ・・
 定期的にグーグルウォッチャーとなって、
 変化の「兆し」を見逃さないように
 しなければならない(p119)


・こうして考えたアイデアは、時折、
 2つ上の上司に実際にぶつけてみるというのも手だ。
 そういう発想に対し、上司がどれほどの
 許容力があるのかを測る手立てになる(p164)


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■目次

基礎編 「0から1」を生み出す11の発想法
実践編 「新たな市場」を作り出す4つの発想法



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