「2030年ジャック・アタリの未来予測 ―不確実な世の中をサバイブせよ!」ジャック・アタリ

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2030年ジャック・アタリの未来予測 ―不確実な世の中をサバイブせよ!

【私の評価】★★★☆☆(71点)


■ソ連の崩壊、金融危機、テロの脅威を
 予測したといわれるフランス人アタリ氏の一冊です。


 アタリ氏の考え方は、最悪を想定して、
 それに準備しておくこと。


 起こりそうなことは
 起こるのです。


・最悪の事態を予測することこそが、
 最悪を回避する最善の手段なのだ(p3)


■最悪を想定しても、
 ほとんどは起こりません。


 しかし、保険をかけておくことで
 本当の最悪の状況だけは
 避けることができるのでしょう。
  

 アタリさん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・21世紀は陰鬱な時代になるだろう。
 マネーでしか価値を判断しないような社会では、
 今後、ほとんどすべてのものが売買の対象になる(p13)


・膨張する公的債務の一部は中央銀行が引き受けた。
 その割合は、アメリカが16%、イギリスが24%、
 日本が22%だ。近年、こうした巨額の公的債務により、
 いくつかの国が破綻した・・イタリア、ポルトガル、
 そしてまもなくフランスも財政破綻という暗礁に
 乗り上げる恐れがある(p70)


・世界では企業の租税回避によって、
 国の税収は年間2400億ドル
 失われているという。
 これは世界の法人税収の4~10%に
 相当する(p75)


・ヨーロッパの若年層の長期失業率の割合は・・
 2013年では、ギリシャがおよそ60%、
 スペインが50%、イタリアが40%だった・・
 EUは共通の法律のない単一市場は
 失敗する運命にあることを証明したのである(p82)


・現在までのところ、政治と経済の
 自由に基づく社会組織は、
 世界で最も優れた制度だったことが
 明らかになった(p102)


・気候変動、ヒトの移動の自由、
 地域間の生活レベルの違いなどの理由から、
 人類はこれまで以上にノマドになる・・
 とくに、途上国から途上国への
 移民が急増する(p141)


・軍隊は「戦死者ゼロ」を要求されるため、
 ロボットやドローンを利用する。
 兵士は、自分たちの代わりに戦う
 ドローンや地上ロボットを遠隔操作する(p147)


・アメリカは日本を支援する一方、
 中国は北朝鮮を支援する。
 北朝鮮はアメリカに対して本格的な
 核攻撃を開始するかもしれない(p167)


・学校や法律の教科書など、
 いたるところに、利他主義、寛容な精神、
 誠実さを養うための学習を取り入れろ(p197)


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【私の評価】★★★☆☆(71点)



■目次

第一章 憤懣が世界を覆い尽くす
第二章 解説
第三章 九九%が激怒する
第四章 明るい未来



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