「耆に学ぶ」清水克衛、執行草舟、吉田晋彩、西田文郎、寺田一清

| このエントリーをはてなブックマークに追加

耆に学ぶ

【私の評価】★★★★☆(88点)


■本のソムリエの清水さんが、
 実業家の執行さん、
 茶道の吉田さん、
 メンタル研究家の西田さん、
 森信三の一番弟子の寺田さん
 に声掛けしてできた一冊です。


 テーマは「先人に学ぶ」。


 昔は、怖い大人がいっぱいいたのに、
 今はどこにいるんだろう。


 この本で日本人を
 叱ってもらうということです。


・嫌われると分かっていても言ってくれる。
 そういう大人が、この頃少なくなったと
 思いませんか(清水)(p21)


■最初の一発は、
 執行草舟さんです。


 いまの老人はだらしがない。


 年金をもらって、
 弱者として生きている。


 美食、娯楽にふけり、
 自分のことしか考えない。


 誠に情けないと
 叱っています。


・昔の日本人が恥ずかしくてやらなかった
 ようなことを、今は堂々とやる・・
 特に目に余るのが「老人」です。
 自ら、現代の貴族である弱者を気取り、
 あらゆる恩恵を受けながら平然としている。
 嬉々として旅行したり、
 うまいものを食べたりして楽しみ、
 自らの健康と長寿のことばかり
 気にかけている(執行)(p38)


■人は、「どう生きるのか」
 考え続けなければいけないらしい。


 そう考え続けていれば、
 ぼーっとして
 老後を過ごすことはできない。


 家族としてどうするのか、
 地域をどうするのか、
 日本をどうするのか、
 地球をどうするのか。


 使命、天命を考えましょう
 という一冊でした。


 皆さん
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・特に日本人はその歴史上、
 初めて人口が減るのです。
 新しい価値観を直観しなければ
 日本民族滅亡です・・
 ここは勇気をもって本を読んで、
 もっと変人になりましょう(清水)(p26)


・「どう生きるか」、そして「どう老い」、
 「どう死ぬ」のか。人生とはそれだけです。
 そして、それらを見つづけることが・・
 (執行)(p46)


・肉体の毒、精神の毒、文明の毒。
 そういうものを吸収すればするほど、
 人間は、賢く強く老いることが出来ます・・
 死んで最強とは即ち、
 歴史に残るということです(執行)(p50)


・家族ほど、自分のエゴを覆い隠すのに
 便利な存在はありません・・・
 妻のためとか、子どものためとか、
 大義名分のように掲げる人がいるけれども、
 本当は自分のためなんです。
 自分が臆病で卑怯なだけなんです
 (執行)(p53)


・人生の目的は、
 燃え尽きることにあります
 (執行)(p61)


・終末の文明が生み出した「社会保障の思想」は、
 生命の敵ということになります。
 社会保障は自分の生命の「安売り」の思想なのです。
 金銭、つまり「食物」を恵んでもらえば、
 自己の生命が死んで行くのです(執行)(p92)


・心の火とは、「なぜ、自分は生きているのか?」
 ということをしっかりと心に
 問いかけ続けることです(吉田)(p126)


・五十で天命を知るとはいいますが、
 この段階ではあくまで「知る」だけです。
 七十になり、思うままに生きても、
 人の道から外れるようなことはなくなる。
 それが「分かる」ということです(西田)(p131)


・使命感のような良い心は理屈ではありません。
 損得の判断を超えたところにあります。
 これは、祖先からの伝承伝達なのです。
 あなたは親から「人様に後ろ指をさされるような
 ことをしてはいけない」と教えられたはずです
 (西田)(p137)


・田中清玄さんは東大に入り、学生時代に
 共産党員になりました・・昭和五年に
 和歌浦事件という官憲との銃撃戦を引き起こします。
 事件の直後、お母さんが割腹自殺をしました。
 「おまえが共産党に入って家門の名誉を傷つけた。
 ご先祖に申し訳が立たない」(西田)(p143)


・女房が小言を言い出したら、
 「あぁ、おまえだけだ、俺のことを心配してくれるのは!
 飲みすぎちゃダメだ。ありがとう!」と言うと、
 鬼婆がやさしい女神さまに変わります
 (吉田)(p158)


・天命を知ったからには何ができるのか、
 何を社会のためにやるのか、
 いよいよここからなのです(吉田)(p162)


・"天下第一等の師につきてこそ
 人間も真に生甲斐ありというべし"
 「森信三 一日一語」(寺田)(p175)


・立腰こそは身心相即。
 身と心は一体です。
 ですから、体をシャンと立てていると、
 心も自然にしっかりしてくるのです
 (寺田)(p188)


・"教育とは人生の生き方のタネ蒔きをすることなり"
 『森信三 一日一語』(寺田)(p190)

この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
blogranking.png

人気ブログランキングへ

耆に学ぶ
耆に学ぶ
posted with amazlet at 17.08.27
清水克衛 執行草舟 吉田晋彩 西田文郎 寺田一清
エイチエス
売り上げランキング: 146,502

【私の評価】★★★★☆(88点)

[Amazon.co.jpで購入する]
[楽天ブックスで購入する]

■目次

いまこそ、耆に学べ(清水克衛)
毒を食らえ(執行草舟)
主を起こす(吉田晋彩)
答えは問処(脳)にあり(西田文郎)
生涯の師に奇しき邂逅(寺田一清)

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ第3位
にほんブログ村



この続きは無料メールマガジン 「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで」でお読みいただけます。

無料メルマガ購読 スポンサードリンク
関連記事

>月別(2002年7月~)