「ひかりの魔女」山本 甲士

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ひかりの魔女

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■浪人中の高校生の自宅に
 おばあちゃんがやってきた。


 ご主人と長男が亡くなり、
 次男の家に引き取られることに
 なったのだ。


 そのおばあちゃんは、
 おいしい料理を作り、
 広い人脈を持ち、
 強い足腰を持っていた。


 なんだ、この
 おばあちゃんは?


・いただきますっていうのはね、光一さん、
 命をいただきますっていうことなのよ。
 作った人に言っているわけじゃないの(p103)


■おばあちゃんの武器は、
 コミュニケーションなのだ。


 ちょっとしたことを
 褒める。


 やってもらったことを
 感謝する。


 だれもがおばあちゃんと
 話をしていると
 楽しそうなのだ。


・一日のうちに何度も、
 奈津美さんのお陰で上手く作れた。
 奈津美さんのお陰で思ったより楽にできた。
 奈津美さんのお陰で・・という具合に
 礼の言葉を重ねたに違いない。
 母ちゃんはもともと単純なところがあるから、
 普通の大人よりも簡単に
 乗せられてしまったのだ(p174)


■おばあちゃんは、人脈を使って、
 次男のリストラを中止させた。


 パートをクビになった嫁に
 仕事を作ってあげた。


 暴力団の抗争の仲介人となって
 手打ちにさせた。


 なんだ、このおばあちゃんは?!


 お年寄りの知恵を再認識
 させてもらいました。


 山本さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・当たり前のことをちゃんと手を抜かないでやれば、
 ものすごく美味しいご飯ができ上がる。
 当たり前のことをしなくなると、
 美味しくなくなる。これまた当たり前だ(p121)


・おカネはなければ困るけど、
 多ければ多いほどいいものでもないんじゃないかしら。
 家族が幸せでいられるさじ加減というのは、
 いっぺんにおカネ儲けをしたり、
 どんどん忙しくなることじゃなくて、
 何ごともちょっとずつ良くなっていくことだと
 思うのよね(p220)


・無理しないで、こつこつ続けることが
 大切だって教えてくれたから、
 できるようになったのよ。
 最初は三分ぐらいから始めて、
 とにかく嫌にならないように、
 無理をして時間を伸ばそうとはしないで、
 とにかく毎日続けることだけを守ったの。
 薄い紙も、重ねてゆくと、いつかは
 分厚い束になるものよね(p116)

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