「逆転のメソッド 箱根駅伝もビジネスも一緒です」原 晋

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逆転のメソッド 箱根駅伝もビジネスも一緒です(祥伝社新書)

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■中国電力の伝説の営業マンが、
 37歳のとき青山学院大学陸上競技部に
 監督として転職。


 青学は今年の箱根駅伝で
 3年連続総合優勝を達成しました!


 チームの管理方法としては、
 選手の自主性を重要視しています。


 選手で目標を話し合ったり、
 個人別に目標設定をして
 到達度を確認しているのです。


・『目標設定シート』・・
 A4用紙一枚に一年間の目標と
 一ヶ月ごとの目標、その下に
 試合や合宿ごとの具体的な目標を
 書き込んだものだ・・
 抽象的な目標はダメで、
 必ず具体的な目標を書かせている。
 どんなに小さな試合でも目標を設定させ、
 到達度を確認させる(p114)


■しかし、
 箱根駅伝で優勝するまで、
 その道のりは厳しいものでした。


 最初の三年間は嘱託契約で
 結果が出なければクビという条件で
 中国電力を退社しています。


 三年目も青学が箱根駅伝予選で敗れ、
 クビ寸前となりますが、たまたま
 関東学生連合選抜チームの監督として
 箱根駅伝4位を獲得。
 クビだけは避けられたのです。


 そして、青学が箱根駅伝の予選を
 突破するには、監督に就任してから
 4年という歳月がかかりました。


 つまり、それまでの選手が
 自分の考え方で採用し、育てた選手と
 すべて入れ替わってから
 結果が出てきたということです。


・監督として采配を振るい始めた当時、
 すでに二年生以上だった部員たちは
 欲のない選手が多かった。
 「楽しく陸上をやりたい」という者もいたが、
 私に言わせれば
 「おまえは自由と自主性を履き違えている」
 ということになる(p84)


■意外だったのは、中国電力時代を
 出世レースから外れたサラリーマンだったと
 総括していることです。


 そのためか、就職する学生には
 スポーツ推薦で就職するのではなく、
 普通の学生と一緒に就職し、
 出世レースを戦ってほしいと助言しています。


 伝説の営業マンと言われるくらい
 結果を残しても、電力会社では
 一度外れたレールを元に戻すことは
 できなかったのでしょう。


 そういう意味で本書のタイトルは
 「逆転」だったわけですね。


 原さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・十六人の選手をランダムに二グループに分け、
 このチームで自分たちがどういう目標を立てるか、
 延々と二時間以上にわたって
 話し合いをしてもらった・・
 それぞれの姿勢や意欲が見えてくる(p91)


・「みなさん、ワクワクしましたか?」・・
 私は報告会でのあいさつの言葉をこう切り出した。
 というのも、青学が箱根駅伝に出場するにあたり、
 部員たちに掲げたスローガンが
 「ワクワク大作戦」だったからだ(p4)


・退路を断つというのは
 ある種の条件整備であって、
 おそらく逆転の本質ではないだろう。
 今振り返って私なりに考えた結論は、
 第一にあきらめないこと、そして第二に
 悔しいと思える自分を持つことだ(p178)


・就職の一環として実業団に入るのは
 止めたほうがいいというのが私の考えだ・・
 同じ努力をするのだったら、
 他の新入社員と同じ土俵に立ち、
 出世街道で努力したほうが絶対いいよ」
 とアドバイスした(p170)


・おまえたち、オレの二の舞は踏むな。
 上司とは絶対ケンカをするな。
 その代わり、男たるもの、主義主張は
 当然すべきだ。陰でグダグダ言うな。
 言うべきことはちゃんと言え。
 ただ、二回までだなあ。
 三回やったら干されるぞ(p140)


・往路と復路で選手をバランスよく
 配置するのが「旧式」とすれば、
 三区までにエース級を投入するのが
 「新式」である(p126)


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■目次

はじめに--駅伝もビジネスも同じである
第1章・選手時代の栄光と挫折
第2章・「提案型」営業マンの伝説
第3章・箱根駅伝優勝への道~ゼロからの大作戦
第4章・青学はなぜ優勝できたのか
第5章・「逆転」を生み出す理論と情熱


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