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「考える力がつく本 ―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門 」池上 彰

2017/06/26公開 更新
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考える力がつく本 ―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

 ニュース説明が分かりやすい池上さんの情報整理術です。多量のインプットと根本まで調べる緻密さが,分かりやすさの秘訣と見ました。書籍だけではなく、新聞、雑誌も多量に目を通しています。


・私はわからない言葉が出てくると、まずその言葉の意味や由来を調べることから始めます(p23)


 この本の良いところは、一流の経営者と池上さんの対談でしょう。いずれの経営者も、一日一冊くらいの読書をしていることがわかります。そんなの当たり前じゃないのくらいのインパクトです。


・ご両親は、出版社の編集者だったんでしょう?・・当然、家の中は本だらけ。松本 本だらけですね。本当に家が沈んじゃいまして・・壁が全部、上から下まで本棚で、しかも2列に入っている(マネックス証券会長CEO松本大)(p220)


 本を読んできて、よかったと思いました。雑誌、新聞については、まだまだインプットに改善の余地がありそうです。


 池上さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・課題を目の前にして読むと、急にひらめくことがありました(星のリゾート代表 星野佳路)(p195)


・NHKの社会部時代は、毎日1冊ずつ読んでいました。通勤に往復2時間半くらいかかるので、電車の中で読むと、新書ならちょうど1章分くらい残る。残りを家に帰って最後まで読むわけです(p246)


・うちの社員は7時ごろ来るんですよ・・で、4時から5時には帰るように言ってあるんで。飲みに行かないことですよ。朝7時から午後の4時だと、飲みに行けなくなるんです(柳井正)(p134)


・会社のこともオープンにしたほうがいい。その覚悟で仕事をすれば、それがコンプライアンスだ」と。株主総会も、ずっと日曜日にやっています(ライフネット生命会長 出口治明)(p240)


・「政府首脳」というのは、内閣官房長官のことです。「自民党首脳」は自民党幹事長であることがほとんどです。「財務省主脳」は財務大臣か、財務省の事務次官です(p41)


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考える力がつく本 ―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門
池上 彰
プレジデント社
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【私の評価】★★★☆☆(78点)


目次

1章:考える力を身につけるには
2章:「図解」で理解を深める
3章:新聞の読み方
4章:雑誌・ネット・テレビの見方
5章:人から話を聞くためには
6章:本の読み方・選び方
7章:リーダーたちは何を読んできたのか
柳井正
 イノベーションと企業家精神
 ホンダジェット
 少しだけ、無理をして生きる
安田隆夫
 ビジョナリー・カンパニー
 掏摸(スリ)
 生命40億年全史
古森重隆
 ツァラトストラかく語りき
 日本の知恵ヨーロッパの知恵
 ジャン・クリストフ
川村隆
 アクション・バイアス
 カラマーゾフの兄弟
 ラッセル幸福論
星野佳路
 1分間エンパワーメント
 吹けば飛ぶよな日本経済
 幸福に死ぬための哲学‐池田晶子の言葉
千本倖生
 カラマーゾフの兄弟
 峠
 蝉しぐれ
松本大
 スリランカの赤い雨
 風と光と二十の私と・いずこへ
 エレンディラ
出口治明
 クリミア戦争
 ハドリアヌス帝の回想
 邪宗門
池上 彰
 邪宗門
 鼻/外套/査察官
 点と線



著者経歴

 池上 彰(いけがみ あきら)・・・1950年、長野県生まれ。慶応義塾大学卒業後、NHKに記者として入局。事件、事故、災害、消費者問題、教育問題等を取材。2005年に独立。名城大学教授、東京工業大学特命教授。


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