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「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」樺沢 紫苑

2017/04/20公開 更新
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「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」樺沢 紫苑


【私の評価】★★★★☆(89点)


要約と感想レビュー

朝の時間を使う

病院で月6回の診療を行いながら、年間3冊の本を出版、年間30日の海外旅行、月2,3回のセミナー・講演会を開催、メルマガ、YouTube、Facebook、ブログ毎日更新。月20冊以上の読書をしている著者の時間術です。驚異的なアウトプットですが時間を効率的に使う秘訣は、効率の良い朝の時間を使うことらしい。朝は夜よりも、仕事が4倍進むのです。


さらに隙間時間を有効に使います。例えば、通勤時間は読書をする。通勤中に、スマホでゲームやメッセージのチェックをやっている人がいますが、その時間を「読書」に費やしたら大きな成果を生み出すことができるのです。


英語の論文を「夜」に書くのは一切やめて、当直日の「午前中」に書くようにしたところ、論文の執筆速度が猛烈に速くなりました(p26)

朝シャワーを習慣化

そして毎日バリバリ仕事をするために睡眠時間は7~8時間を確保します。運動の時間も確保します。朝、シャワーを浴びます。疲れたら仮眠を取ります。常に体調を良い状態とするため休みながら、リフレッシュすることが大事なのです。


特に朝シャワーを習慣にすると、完全にスイッチがONのになり、午前中から絶好調で仕事がこなせるようになったという。また、朝カフェは集中力が高くなり、邪魔が入らないという意味で、「缶詰仕事」をするのに格好の場だという。


ダメな人は、逆に時間がないから頑張ってしまい、睡眠時間が減って疲れてしまい、さらに効率が悪くなるという悪循環を繰り返しています。うまくいっている人は、睡眠時間を優先すると体調がよくなって、仕事が効率的に進むという好循環を作っているのです。


睡眠時間を削って仕事や勉強に充てようとしているのですが、これは仕事の効率を確実に下げると同時に、健康も害し、命を削る行為なので、絶対にするべきではありません(p40)

締め切り効果を活用

仕事においては、締め切りを決めて、効率を上げます。この本の執筆では、9月末を締め切りに設定しまして10月7日から11日間のアメリカ旅行の予定を入れたという。


また毎日、定時に帰ることに決めるのです。特に、午後5時までは仕事の時間。5時以降は家族と過ごす時間と割り切っています。だから、夕食の時間は家族全員が揃って、一緒にご飯を食べられるように、5時までに必死に仕事を終わらせるようにしているという。


私の時間術とほぼ同じ内容で、科学に裏付けされた実践的な時間術でした。できることから真似したいものです。樺沢さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・自然に頭の中に浮かび上がる雑念をきれいさっぱり消し去る・・「スケジュール帳」や「ToDoリスト」に書き出します(p84)


・運動するほど時間が生まれる(p183)


・毎日同じ時間に眠って同じ時間に起きて同じ日課をこなすことが、最も脳のパフォーマンスを上げるのです(p212)


・すぐに終わる仕事は、後回しにしないで今すぐ、終わらせたほうがいい・・30秒で即断即決していく・・今、次に会う日時を決めればいい(p230)


・読んだら必ずアウトプットする(p240)


「脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術」樺沢 紫苑


【私の評価】★★★★☆(89点)


目次

序章 最高の人生を手に入れる「神・時間術」4つの原則
第1章 脳の機能を最大に生かす集中力の高め方
第2章 朝の時間を最大に生かす脳のゴールデンタイム術
第3章 昼の時間を最大に生かす午後のリセット術
第4章 夜の時間を最大に生かす運動&睡眠リセット術
第5章 仕事の時間を最大に生かす時間創出仕事術
第6章 自由時間を最大に生かす自己投資&リフレッシュ術



著者経歴

樺沢紫苑(かばさわ しおん)・・・精神科医、作家。1965年、札幌生まれ。札幌医科大学医学部卒。インターネット媒体を駆使し、累計40万人以上に、精神医学や心理学、脳科学の知識、情報をわかりやすく発信している


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