「日本会議の研究」菅野 完

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日本会議の研究 (扶桑社新書)

【私の評価】★★☆☆☆(60点)


■部落解放同盟で活動後、
 「在日特権を許さない市民の会」等の
 右派団体を「レイシスト」として
 「カウンター」と称する
 暴力を含めた実力行使をしてきた
 菅野さんの一冊です。


 経歴のとおり、
 日本の右派団体「日本会議」を悪意を持って
 攻撃しようとする内容になっています。


・『チャンネル桜』が開局した2004年8月当時、
 安倍晋三は自民党の幹事長職を務めていた。
 当選回数も少なく大臣経験もない「若造」の
 幹事長就任は、前代未聞といっていい(p172)


■「日本会議」の源流は、
 宗教団体である「成長の家」に
 あることがわかります。


 「成長の家」はかつて政治活動を
 行っていましたが、現在は活動を
 休止しています。


 その政治活動をしていたメンバーが
 現在の「日本会議」にも数多く
 参画しているということ。


 元宗教団体のメンバーが政治活動をしても
 特に問題はないように思いますが、
 左翼にとってはレッテルを
 貼りやすい点なのでしょう。


・「歴史認識」「夫婦別姓反対」「従軍慰安婦」
 「反ジェンダーフリー」・・左翼勢力の仕掛けに、
 受動的・後追い的に振り回されるのではなく、
 むしろこちらから攻勢的に戦いを仕掛けるべき
 時にきているのではないか」という認識のもと、
 「保守革命」というテーゼに集約させるように
 なったのだと伊藤(哲夫)は書いている(p178)


■私には、共産党や左翼の
 工作活動に危機感を持った人が
 頑張っているんだなぁと感じました。


 こちらも、左翼の人材や資金が
 どこから供給されているのか
 研究する必要があると思いました。
 

 菅野さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「日本を守る会」は、地方議会での
 異見書採択運動の展開・全国各地での
 元号法採択要求デモの実施・各界著名人を
 招聘しての元号法シンポジウムの開催といった
 運動を大々的に展開し、政府与党への圧力を強め、
 その結果、運動開始後わずか2年で、元号法の
 立法という成果を獲得した(p41)


・「日本を守る会」・・
 それが、現在、我々が対峙する
 「日本会議」の源流だ(p41)


・「全国学協」の前身は長崎大学で左翼学生の
 バリケードを解除し「学園正常化」を勝ち取った
 「成長の家」学生信徒グループだ。
 その延長で結成された全国学協のOB組織の
 「日本青年協議会」も、「成長の家」信者が
 その大半を占めている(p46)


・日本会議は、「日本を守る会」と
 「日本を守る国民会議」の2団体が
 合併して設立された団体であり、
 両団体の設立にあたって椛島有三率いる
 「日本青年協議会」が事務局として参画(p70)


・公明党と共産党は、定例議会ごとに、
 国に対して提出してほしい意見書の案文を
 本部が各地方議会に流しています・・
 日本会議は政党でないにもかかわらず、
 西岸を通して地方議会から国に意見書を
 あげることを訴えて・・(p109)


・日本会議はそのフロント団体「美しい日本の
 憲法をつくる国民の会」を通じて、目下、
 1000万筆を目指して全国的な署名運動を
 展開している(p202)


・もう一つのフロント団体「『二十一世紀の日本と憲法』
 有識者懇談会」(民間憲法臨調)を通じては、
 各界の識者や政治家を招聘して、
 「憲法フォーラム」と題する
 パネルディスカッションを全国各地で展開(p202)


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日本会議の研究 (扶桑社新書)
菅野 完
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【私の評価】★★☆☆☆(60点)



■目次

第1章 日本会議とは何か
第2章 歴史
第3章 憲法
第4章 草の根
第5章 「一群の人々」
第6章 淵源


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