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「世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法」ピョートル・フェリークス・グジバチ

2017/02/15公開 更新
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世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法


【私の評価】★★★★☆(82点)


要約と感想レビュー

 モルガン・スタンレー、グーグルで人材開発を主導してきた著者の仕事術です。


 グーグルは潤沢な事業収益を背景に様々なサービスを開発しています。そのためか、開発者の視点での仕事術という印象でした。


・上司からは「金曜日までに」つくるように言われたとしても、「火曜日か、遅くとも水曜日中」にプロトタイプを作って上司に確認をとる(p57)


 優秀な人が集まっている中で、いかにアイデアを引き出し、スピード感を持って成果を出すか。


 プロトタイプで話をする。直接、顔を見て話をする。チームで経験・知恵を共有する。開発者が興味のあるプロジェクトをどんどん進めることができる雰囲気を感じました。


・ピョートルの使い方
 ・自分で決められることは自分で決めておいてください
 ・問題ではなくて解決策を持ってきてください
 ・解決できない場合は、何が必要なのか、何をしてほしいのかを伝えてください(p143)


 グーグル仕事術というよりも、チームハック(チームで効率的に仕事する)という感じでしょうか。衆知を生かし、チームで動く仕事術です。


 ピョートルさん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・「プロトタイプ」でやりとりせよ・・プログラマーの世界では・・・実際にそのプログラムをつくってしまうほうが速いことが結構あるのです(p135)


・どれだけ便利になっても、最後は相手の顔を見て話すことに意味があります・・ハングアウトを立ち上げて、いきなり会話を始めます(p44)


・「わかっていること」と「わからないこと」を切り分ける(p29)


・結論のない分析は意味がない・・何のために調べているか、目的がはっきりしていないから(p73)


・チーム全員で考えるからこそ、その後の展開が速い・・・その場で締め切りとセットで役割分担を決めれば、すぐにでも動き出すことができる・・(p83)


・自分の知りたいことの80%は同僚が知っているのです。様々な人が持っている知識や経験を組み合わせることで、最適な方法が見つかります(p182)


世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか グーグルの個人・チームで成果を上げる方法
ピョートル・フェリークス・グジバチ
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【私の評価】★★★★☆(82点)



目次

序章 「"今"やらなければ、チャンスを逃す」時代に
1章 「世界より速く動く」ための仕事術
2章 「人」を動かしやすくする仕事術
3章 本当に大事なことを「高速で学ぶ」方法
4章 つながりの濃さで「すぐやる」チームをつくる
5章 仕事で忙殺されないための「シンプル」な心のつくり方
終章 Googleだからできるのではない


著者経歴

 ピョートル・フェリクス・グジバチ(Piotr Feliks Grzywacz)・・・プロノイア・グループ株式会社代表取締役/モティファイ株式会社取締役チーフサイエンティスト、TimeLeap株式会社取締役。プロノイア・グループにて、組織文化の変革コンサルティングを行ない、その知見・メソッドをモティファイにてテクノロジー化。またTimeLeapにて子どもの起業家を育成する。ポーランド生まれ。2000年に来日し、ベルリッツ、モルガン・スタンレーを経て2011年にGoogleに入社。アジア・パシフィック地域における人材開発に携わったのち、2014年からはグローバル人材の育成戦略の作成に携わる。2015年に独立し現職。


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