「知らないからできる 既成概念を覆す「0(ゼロ)ベース思考」」岸良 裕司、 尾関 克巳、 岡本 崇史

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知らないからできる  既成概念を覆す「0(ゼロ)ベース思考」

【私の評価】★★★★☆(86点)


■中年サラリーマンと新入社員が
 TOC(制約理論)を使って
 会社の課題を解決していく物語です。


 大量の不良品発生というトラブルに対し、
 現場に近い倉庫を借りて
 臨時の修理工場にしてしまう。


 別の例では、赤字続きの工場を
 在庫削減で黒字転換させてしまう。


 これらは実話に基づく
 物語なのです。


・作りすぎはあの世行き。(p121)


■制約理論とは、「どのような問題も
 ごく一部が制約となって起こっている」
 という世の中の真理です。


 工場であれば、発注から納品までの
 時間(リードタイム)が
 長すぎるのかもしれない。


 プロジェクトであれば、
 制約自体が見える化されていない
 のかもしれない。


 組織であれば、
 組織の目標や成功基準が
 共有化されていないのかもしれない。


 問題があるとすれば、
 どこかに制約が存在するのです。


目的、成果物、そして成功基準を・・
 きちんと書き出したもので、
 それを関係者と作ることで、
 みんなのコンセンサスをまとめたんだよ(p50)


■組織の中での最大の制約は、
 メンバーの意識ではないかと
 感じました。


 考え方を統一し、
 良い人間関係を維持すれば、
 組織は動いていくのです。


 岸良さん、尾関さん、岡本さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・広ければ広いほど効率は悪くなるんだ・・
 ものの滞留が増えてくる。だから
 スペースを制限することは、
 逆に滞留を減らすことにつながるんだ(p39)


・在庫を入れておく棚に、低いほうから
 赤、黄、緑のテープを貼って、
 在庫の量がひと目でわかるようにした(p136)


・エンジニアを倍投入しても、
 各コードが倍に増えるわけじゃありません・・
 だからコストは上がりません。
 それどころか開発期間が短くなるのだから、
 お客さんから早くお金が入るじゃないですか(p207)


・ものごとを同時並行でやると、
 一見効率が上がるように見えるけれど、
 実際には効率はものすごく下がるんだ。
 本当は、ひとつひとつやったほうが早い(p49)


知らないからできる  既成概念を覆す「0(ゼロ)ベース思考」
岸良 裕司 尾関 克巳 岡本 崇史
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【私の評価】★★★★☆(86点)



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■目次

第1章 逆境はチャンス
第2章 流れの改善が業務のキモ
第3章 既成概念からの解放
第4章 マネジメントが変われば現場も変わる




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