「心が折れない働き方」岡野 雅行

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心が折れない働き方 (青春新書インテリジェンス)

【私の評価】★★★★★(93点)


■「痛くない極細の注射針」を
 プレスでの
 大量生産を可能とした岡野さんの一冊。


(「カネは後からついてくる!」を
 改題・再編集したものです。)


 岡野さんは
 誰もやらない難しい仕事、
 誰もやらない儲からない仕事を
 やってきました。


 それは金型屋の岡野さんが
 プレス屋の仕事をするという
 業界のタブーを侵したから
 普通の仕事はできなかったのです。


・何かにつけて「しきたり」を
 持ち出すヤツがいる・・
 俺だってしきたりなんか
 どうでもいいとは思わないよ・・
 だけど、仕事のしきたりのなかには、
 壊しちまったほうがいいものもあるね(p131)


■業界の裏話が面白い!


 良い商品なのに
 社内問題や、既製品との競合などで
 製品化されない場合がある。


 また、メーカーの下請けとして
 不条理な要求を突き付けられることも
 あるようです。


 そんなとき岡野さんは、
 決して頭を下げません。


 情報をリークして、
 製品化せざるをえない
 状況にする。


 大声で文句を言い、
 主張をファックスし、
 トラブルを大きくして
 相手の社内での立場を悪くする。


 裏切ったら「倍返し」が
 岡野さんの流儀なのです。


こっちに落ち度がないときは、
 頭なんか下げるんじゃないぞ!
・・・
 ちょっと強気に出れば、あいつはすぐ
 頭を下げるなんて思われたら、
 相手はどんどん図に乗ってくる(p115)


■岡野さんは恩義も
 「倍返し」です。


 奢ってもらったら倍返し。
 ものをもらったら倍返し。
 儲けは折半。


 だから岡野さんのところには
 大手メーカー、一流商社が出入りし、
 情報が集まるのです。


 「半沢直樹」より
 倍おもしろい内容でした。


 岡野さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・俺はもらいっぱなしは絶対しないね。
 何かをもらったら、
 「倍返し」が俺の流儀なんだ(p70)


・長年、世間を見てるとよくわかるけど、
 仕事の一番の決め手は「情報」だ。
 そして、それを持ってきてくれるのは
 「人」なんだな(p5)


・俺は機械メーカーのアマダさんから買う・・
 俺は高いのを承知でアマダさんから買うんだ・・
 こっちが欲しい情報が黙っててもいっぱい
 入ってくる
んだ(p57)


・時間をつくって、「こんにちは」って
 無駄話でも何でもしにいくんだよ。
 つきあいが深まるのは無駄話、
 与太話からって、
 昔から決まってるんだ(p26)


・いったん卑屈な姿勢を見せたら、
 どこまでもつけ込まれるってことを
 忘れちゃいけないよ・・
 金を受けとるまでは対等だってくらいの
 気概は持ってて欲しいよな(p37)


・言いたいことを書いたファックスを
 送りつけたんだ・・
 この手の話は広まるのが速い。
 たちまち社内は・・
 どうも担当者が岡野工業に
 責任を押しつけてるらしい・・(p108)


・誰かが間に入ってくれた仕事は、
 儲けは折半と決めている・・まわりも、
 「まず、岡野さんとこに話を持って行こう」
 と思ってくれる(p142)


・ポンと相手から言葉を投げかけられて、
 「う~ん」と言い淀んじゃったら、
 もう負けなんだ。相手に
 「機転が利かなないな。こいつはたいしたことない」
 って思われちゃうんだ(p84)


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岡野 雅行
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■目次

第1講 目先のカネより「自分の明日を変える情報」を追え!
第2講 「何倍も返ってくる」カネの使い方を知っておけ!
第3講 頭のいい人より「おもしろいヤツ」になれ!
第4講 泣き寝入りするな、やられる前に動け!
第5講 「馬鹿も詐欺師も使いこなす」ヤツになれ!
第6講 「人がやらないこと」にチャンスがある!
第7講 「世渡り力」があれば、自分にしかできない仕事ができる!



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