「パリわずらい江戸わずらい」浅田 次郎

| コメント(0) | このエントリーをはてなブックマークに追加

パリわずらい 江戸わずらい (小学館文庫)

【私の評価】★★★☆☆(72点)


■JALの機内誌で連載された
 旅をテーマとした
 浅田 次郎のエッセーです。


 浅田 次郎といえば、
 「一路」「壬生義士伝」といった
 歴史小説から、

 
 「椿山課長の七日間
 「天国までの百マイル
 といった人情ものまで、


 私もお気に入りの作家です。


 作家は嘘の世界を書く仕事ですが、
 小説のストーリーは
 夢からアイデアをもらうらしい。


・長らく夢と付き合っているうち、
 近ごろではこの別世界を相当に
 支配できるようになった。
 まず寝入りばなに、
 「本日のテーマ」を考える
(p212)


■そして、旅行好き。


 日本、海外と
 飛び歩いているようで、
 そのぶん話題も多い。


 忘れ物ネタ。

 食い物ネタ。

 病気ネタ。


 旅とは人生なのかも
 しれませんね。


・パスポート。エアチケット。
 クレジットカード。・・
 何を忘れてこようが、この三つさえあれば
 とりあえず旅は続けられる(p9)


■好きな小説家の日常を
 知るのも善し悪しだと
 思いました。


 小説家は謎のままでいい。


 浅田さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・見てきたような嘘をつくのが
 小説家の特権であるにせよ、
 実際に見てきた人々に対して
 責任を負えるだけの嘘が
 つけるかどうかと思えば、
 不安どころか恐怖心さえ覚える(p37)


・物語はその十日間の道中を
 ロードムービーふうにたどるので、
 私も連載中に旧中山道を踏破しようと決めた。
 取材というより、行列の一員となって
 この架空の旅を体験するのである(p127)


・2009年の十月に国際ペン大会参加のため
 オーストリアを訪れたとき、
 まず驚いたのは料理のしょっぱさと、
 デザートの甘さであった(p41)


・建軍期の日本は海軍がイギリス、
 陸軍はフランス、のちにドイツを範とした。
 軍医もおおむねその通りに留学したので、
 脚気についても海軍はイギリスの
 「栄養由来説」を採り、陸軍はドイツ医学の
 「細菌説」を信じていた(p142)


パリわずらい 江戸わずらい (小学館文庫)
浅田 次郎
小学館 (2016-12-06)
売り上げランキング: 7,593

【私の評価】★★★☆☆(72点)



楽天ポイントを集めている方はこちら



読んでいただきありがとうございました!


この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
blogranking.png
人気ブログランキングへ


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ第3位
にほんブログ村


■目次

旅の仕度
時差ボケ
袖ふりあうも多生の縁
国際会議
夕焼け小焼け
減糖減塩
五十八歳の奇跡
和風回帰
家紋のゆくえ
カナシバリ同好会他



この続きは無料メールマガジン 「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで」でお読みいただけます。

無料メルマガ購読 スポンサードリンク

コメントする

カテゴリー評価別

>月別(2002年7月~)

最近のコメント

  • TOK: 平和です 続きを読む
  • TOK: 私は咽頭がんでした がんとは老化ですか こころが軽くなりました  続きを読む
  • おお: 最近、映画「ビリギャル」を再び見ました。 誇張の部分があるかもしれませんが、 私は素直に坪田先生とさやかちゃんに共感しました。 ど 続きを読む
  • HA: 会社組織で仕事を上手く進めていく指南書。 わかりやすく、自分のためになる本であった。 また、他の人にも勧めたい。 続きを読む
  • ryo: 名言セラピーは、全部読みました。 とても好きな本です。 いつも私の知らない本の書評で、 読書の指標になってますが、 こうして読んだ 続きを読む
  • 本のソムリエ: 中国製を辞めて、PRC(People's Republic of China)とは、頭いいですね。 国際関係で誠意を期待してはいけ 続きを読む
  • haru: こんにちは。 中国関連本といえば、こちらもお薦めします。 『メイド・イン・PRCの恐怖』郡司和夫著。桜の花出版。 PRCって、なん 続きを読む