「宇宙は何でできているのか」村山 斉

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宇宙は何でできているのか (幻冬舎新書)

【私の評価】★★★☆☆(77点)


■東北地方に素粒子の謎を解くために
 巨大な加速器、リニアコライダーを
 誘致しようという動きがあります。


 素粒子はどこまでわかっているのか?
 リニアコライダーの役割は?
 と手にした一冊です。


 この本が出版された2010年には
 未発見だったヒグス粒子は
 2012年に発見されています。


・ジョリオ=キュリー(キュリー夫人のお嬢さん夫婦)
 の実験によって、エネルギーが
 物質に変わることも示されました。
 光のエネルギーを原子核にぶつけたところ、
 質量を持つ電子と陽電子が発生したのです。
 ちなみに、ここで生じた陽電子は、
 人類が初めて作った「反物質
」でした(p117)


■マンガの世界の話だと思っていた、
 反物質が実際に存在します。


 原子や電子を作る
 素粒子の性質もだんだん
 わかってきている。


 時間、空間、物質の質量や
 エネルギーの秘密が
 解き明かされようとしているのです。


・標準模型では、電磁気力、強い力、
 弱い力をすべて「粒子(ボソン)の
 キャッチボール」で説明します(p111)


■素粒子の研究とは、
 巨大な装置を使った
 人類最高の冒険だと思いました。


 無駄といえば無駄ですが、
 人の探求心は
 どこまでも追及していくのです。


 村山さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・超ひも理論・・5次元以上の空間で
 運動している粒子は、私たちには
 止まって見えるでしょう・・
 この理論によれば、止まっている粒子が
 持つ質量とは、見えない次元で生じる
 運動エネルギー
なのです(p201)


・ガリレオは、こんな言葉を残しました。
 「宇宙という書物は
 数学の言葉で書かれている」(p14)


・国際宇宙ステーションが浮かんでいるのは、
 地上から375kmの高さ。
 地球の直径は約1万2000kmですから、
 ほんのちょっとだけ宇宙空間に出たにすぎません。
 地球がリンゴだとすれば、その皮から
 頭を出した程度のことです(p30)


・地球から月までは・・
 光速(秒速3億メートル)で
 たった1.3秒の距離・・
 太陽までは、1.5億キロメートル・・
 私たちが見る太陽は
 8.3分前の姿
ということ(p30)


・原子全体が野球場だとすると、
 原子核は野球のボールぐらいの
 大きさしかありません(p89)


・FMラジオの周波数を90メガヘルツとすると、
 その波長は約3メートル。一方、およそ1000
 キロヘルツのAMは、波長が約300メートルです・・
 波長3メートルのFM電波は建物より短いので、
 そこに衝突します(p74)


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■目次

序 章 ものすごく小さくて大きな世界
第1章 宇宙は何でできているのか
第2章 究極の素粒子を探せ!
第3章「4つの力」の謎を解く
第4章 湯川理論から小林・益川理論へ
第5章 暗黒物質、消えた反物質、暗黒エネルギーの謎




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