「中国GDPの大嘘」高橋 洋一

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中国GDPの大嘘

【私の評価】★★★☆☆(74点)


■財務省(大蔵省)出身で、
 消費税増税に反対してきた
 高橋さんの一冊です。


 高橋さんの見立てでは
 中国の経済統計は捏造されたもので、
 GDPは半分以下。


 経済成長ではなく、
 経済縮小が起こっていると
 分析しています。


・私は、中国の実際のGDPは、
 公表されいてる数値の三分の一程度

 ではないかとさえ思っている(p54)


■今後、中国で想定されるのは、
 不動産バブル崩壊による
 何十年も続く経済低迷です。


 外国企業は撤退しようとしても
 邪魔されて撤退できない。


 国内ではデモや内乱が
 増えていく。


 最後は、経済的混乱を誤魔化すために、
 アルゼンチンのように紛争地で侵攻を
 始める可能性があるとしています。


・中国は経済的にも政治的にも行き詰まっている・・
 撤退しようとする企業は、
 なんとか引き留めたいので、
 地方政府が許可を出さない。
 あるいは、解雇される現地従業員に
 法外な退職金を要求させる。
 など、あの手この手を尽くしている(p24)


■海外進出する場合には、
 5年、10年ではなく、
 30年、40年先を考えないと
 いけないのだと思いました。


 または、5年で投資を回収して、
 その後も儲けられればラッキーと
 考えるのか。


 さて、今後中国は
 どうなるのでしょうか。


 高橋さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・ソ連崩壊まで世界は騙され続け、
 国民所得の伸びに至っては10倍以上にも
 膨らませていた。公表されたGDPも、
 実際はその半分程度だった(p2)


・経済成長が8%成長と発表された同じ年の
 電力消費が10%も落ち込んでいる・・
 起こりえないことが堂々と、
 『中国統計年鑑』に掲載されている(p39)


・中国が発表する統計のうち、数少ない、
 というか、唯一信用できるのが、
 この貿易統計。貿易統計は外国との
 関係もあって捏造しにくい。
 2015年1月から7月までの中国の輸入量は
 前年比14%減少
となっている(p44)


・中国のPKO(株価維持策)で
 最も懸念されるのが、
 銀行を含む国有企業に株を買わせている、
 この驚くべき事実だ。
 特に銀行が保有する株の含み損は大きく、
 銀行破綻の発火点になりかねない(p77)


・アルゼンチンが、インフレで麻痺した
 経済運営から国民の目を逸らすため、
 イギリス領のフォークランド諸島に侵攻した例がある。
 中国が「仮想敵国」とする日本は、
 つねに覚悟を持っていなければならない(p189)


・まだ役所(財務省)に在籍していた
 1990年初めころ・・
 夜、外出先で宴席が設けられた。
 そこでとびっきりの美女が私のところに
 接待役として付いてきた・・
 いわゆるハニートラップだ(p18)


中国GDPの大嘘
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高橋 洋一
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【私の評価】★★★☆☆(74点)



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■目次

前書き 中国の偽造経済の影響を避けるために
序 章 孫子の兵法と偽造統計
第一章 偽造統計のカラクリ
第二章 株価暴落の全舞台裏
第三章 歪みに歪んだ実体経済
第四章 海外進出の末路
第五章 バブル崩壊の前兆現象
第六章 民衆の怒りVS.政府の統制
終 章 中国の「失われた一〇〇年」



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