「カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ!?」高城 剛

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カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ! ?

【私の評価】★★★★☆(80点)


■「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」
 いわゆるカジノ法案が成立したので
 手にした一冊です。


 似たような施設に、パチンコ、温泉、レストラン、
 映画、ボーリング、カラオケ、ホテルが
 一体となった施設があります。


 パチンコがカジノになれば、
 IR(総合型リゾート)の
 完成ですね。


 パチンコもギャンブルであることに
 違いはありません。


IR(総合型リゾート)の大部分を占めるのは、
 ホテル、レストラン、ショッピングモール、
 会議施設のため、家族連れをはじめ、
 多くの人々が楽しめる場所であり、
 薬物や犯罪、依存症が万円するダーティな
 カジノとは違う(p33)


■この本の主張は2点です。


 カジノを含めたIR(総合型リゾート)は、
 シンガポールと同じように
 運営は外国人に任せて、
 客も外国人
とすること。


 そしてカジノと同類である
 パチンコを同じように
 規制すること。


 日本人はパチンコという
 アヘン中毒になっているのです。


・日本で、カジノ合法化がなかなか進まなかった
 背景には、パチンコ業界の業界団体が
 「カジノが自分たちの市場を食う」として
 猛反対したことが大きな一員となっていたが、
 実際は黒船IRの到来により、自分たちが
 規制されてしまう
ことを、
 なによりも恐れている。(p225)


■海外で成功している例を真似すれば
 良いのだと思いました。


 そして、海外で失敗した例を
 真似なければいい。


 ところが、海外で失敗したことを
 真似ることが時として
 あるのが日本の不思議なところです。


 今後どうなるのでしょうか。


 高城さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・シンガポールでは、カジノでカネを落とすのも
 外国人なら、カジノを運営するのも外国人。
 国家も国民もそこには一切ノータッチで、
 外貨の収益を吸い上げるという手法だ(p39)


・シンガポール政府は、開発開始の2007年から
 10年間は、他のカジノ進出をさせない独占
 ライセンスを付与する・・収益に対する
 カジノ税の税率も、世界最低水準の15%(p45)


・最上級の扱いを受けるさらに上のクラスは、
 驚くなかれ、年間に100億~200億円もの
 巨額のカネを投じるのだ。これは全体でも
 200人程度しかいない・・
 日本人も2~3名は含まれているという(p53)


・日本のカジノの成功の秘訣は、
 徹底したVIPプライバシーの
 保護にかかっている。彼らには、
 「渡航中も誰にも見つかることがありませんよ
 と、絶対的に理解される必要がある(p55)


・マカオ観光に行くふりをして越境し、
 送金先のカジノで遊んだことにして
 資金を受け取るだけでいい。胴元に
 それなりの手数料を支払えば、
 汚れた人民元を「カジノで買った香港ドル」
 に変身させることができる(p102)


カジノとIR。日本の未来を決めるのはどっちだっ! ?
高城 剛
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【私の評価】★★★★☆(80点)



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■目次

第1章 なぜシンガポールは短期間で観光収入を3倍に増やせたのか?
第2章 マニラ急成長の秘密と、マカオ衰退の理由
第3章 世界一のカジノ国フランス
第4章 90年代ラスベガスの成功と、近年のニューヨーク州のラスベガス化戦略
第5章 世界のカジノから日本は何を学び、何を生かすべきなのか?




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