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「言ってはいけない 残酷すぎる真実」橘 玲

2016/12/10公開 更新
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言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)


【私の評価】★★☆☆☆(68点)


要約と感想レビュー

■言ってはいけないタブーを
 集めた一冊です。
 たとえば、遺伝の話。


 事実として
 犯罪率の高い国もあるし、
 死亡率の高い国がある。


 運動能力が遺伝するなら、
 知性もある程度は遺伝するのか、
 それとも文化が伝わるのか。


・アメリカを例にとれば、男性の殺人は女性の約9倍、強盗は10倍・・こうした犯罪傾向は日本も同じで、男性の殺人は女性の3倍、強盗は15倍・・(p74)


■面白いところでは、
 お金持ちのほうが
 IQが高い傾向にある事実。


 さらに、黒人と白人を比較した場合、
 黒人のIQが低いという事実。


 推測してみれば、
 黒人グループでは頭の良い奴は
 いじめられるから勉強しない、
 という理由もあるようです。 


・知的能力を伸ばすなら、よい成績を取ることがいじめの理由にならない学校(友だち集団)を選ぶべきだ(p242)


■そのほかに、
 美貌格差の話もありました。


 だから、美容整形が儲かるの
 でしょうね。


 全体として、それほど
 タブーだとは思いませんでした。


 橘さん、
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・「知識社会」とは、知能の高い人間が知能の低い人間を搾取する社会のことなのだ(p72)


・子殺しはヒトだけでなく、チンパンジーなどの霊長類でも行われている。ハムマンラングール(オナガザル科)では、メスの子連れ集団を乗っ取ったオスが真っ先にするのは、月齢6~7ヵ月以下の子ザルをすべて殺すことだ(p78)


・ハーテンステインによれば、男女ともに卒業写真であまり笑っていなかったひとの離婚率は、満面の笑みの卒業生の5倍にのぼるのだ(p122)


・黒人女性の第一の苦境は、彼女たちの57%が大学に進学しているのに対し、黒人男性は48%しかいないことだ。需給において高学歴の黒人男性が少なすぎる(p177)


・フランスの風刺雑誌「シャルリー・エブド」の編集部がイスラーム過激派の武装集団に襲撃され・・日本を代表するリベラルな新聞社は、「テロは言語道断だが下品な風刺画を載せた方も問題だ」として「ひとが嫌がるようなことをする表現の自由はない」と宣言した・・私は、不快なものにこそ語るべき価値があると考えている(p248)


言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)
言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)
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橘 玲
新潮社
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)



著者経歴

 橘 玲(たちばな あきら)・・・作家。1959年生まれ。早稲田大学卒業。「海外投資を楽しむ会」創設のメンバー。2002年、金融情報小説『マネーロンダリング』でデビュー


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目次

1. 一流の考え方 三流の考え方
2. プラスの人づき合い マイナスの人づき合い
3. チャンスをつかむ行動 逃す行動
4. 損する性格 得する性格
5. 要領のいい働き方 悪い働き方
6. 人望を集める話し方 失う話し方
7. 成功に近づく習慣 見放される習慣

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