「そうだったのか! 朝鮮半島」池上 彰

| コメント(0) | このエントリーをはてなブックマークに追加

そうだったのか! 朝鮮半島 (そうだったのか! シリーズ)

【私の評価】★★★★☆(82点)


■朝鮮半島の歴史を見ると、
 暗殺、裏切り、汚職・・
 憎しみの地であることが
 わかります。


 日本人はここまで非情になれず、
 騙され、裏切られるのが
 ぜいぜいでしょう。


 伊藤博文が暗殺されたのは、
 それほど驚くべきことでもないのです。


・呂は・・1947年7月に暗殺されてしまいます・・
 呂は日本統治下の朝鮮半島に留まって
 独立運動をしていたからです。
 そこが、ソ連によって連れて来られた金日成や、
 アメリカによって送り届けられた李承晩と
 異なるところです(p12)


■驚くべきことは、
 暗殺が非常に多いということです。


 よく考えれば、
 ロシアやイスラエルなど
 諜報機関が暗殺をするのは
 よくある話です。


 暗殺に違和感を持つということは、
 日本がいかに平和であるか、
 または平和ボケをしている
 ということなのかもしれません。


・1973年の金大中事件に続き、翌74年には、・・
 在日韓国人の男が、大阪府警の警察官の拳銃を
 盗んで韓国に渡り、朴正煕大統領を暗殺しよう
 としたのです。銃弾は大統領を逸れ、
 近くにいた夫人の陸英修に当たり、
 夫人は死亡しました(p106)


■歴史を見れば、
 こうした土地を日本国に併合し、
 日本と同じように発展させようとしたことは
 非現実的であったと言えるのでしょう。


 幸い日本と朝鮮半島との間には、
 海峡があります。


 あまり深入りしないほうが
 良いのかもしれませんね。


 池上さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・1979年10月26日・・中央情報部の別館で、
 大統領と金載圭部長、それに車智澈警護室長が
 宴会を開いていたところ、突然金載圭部長が
 車智澈室長を拳銃で撃ち、
 続いて朴正煕大統領を射殺したのです(p109)


・「李承晩ライン」・・このラインの
 韓国側には竹島が入っていました・・
 韓国に抑留された日本人は3929人。
 拿捕された日本の漁船は328隻、
 死傷者は44名に上がりました。(p61)


・1956年の大統領選挙・・李承晩大統領が当選しますが、
 副大統領には野党・民主党の張勉が当選しました。
 その張勉副大統領は、9月になって拳銃で狙撃される
 という暗殺未遂事件が起きます。李承晩大統領退陣後、
 この事件の黒幕として、当時の内務長官と治安局長が
 有罪判決を受けます。・・金九の暗殺といい、
 張勉の暗殺未遂といい、いずれも現職大統領の影が
 ちらつく、驚くべきことです(p63)


・朴正煕は、クーデターが成功した翌月には、
 クーデター当時の陸軍参謀総長や空挺部隊を率いた
 大佐などを反革命の容疑で逮捕しています・・
 自分に権力を集中させる上で邪魔になる人物は排除する、
 という非情なところを見せたのです(p79)


・1999年5月に出た週刊誌「ハンギョレ21」は、
 1966年1月からの1か月間に、韓国軍部隊が
 ベトナム中部のビンディンソンなど四地域で計
 1200人の住民を虐殺したと告発した・・
 2000年6月、2400人の退役軍人たちが
 ハンギョレ新聞社を襲撃。社屋を破壊し、
 社員十数人を負傷させました(p86)


・金正恩の母親は高英姫です。
 彼女は大阪出身の在日朝鮮人でした(p169)


・トルーマン大統領は、マッカーサーを解任する・・
 日本人は、戦争の最中に司令官を解任するという
 大統領の決断に驚いた。「英雄」とされていた
 将軍でも、大統領はクビにすることができる。
 日本人は、文民統制の意味を知ったのである(p50)


そうだったのか! 朝鮮半島 (そうだったのか! シリーズ)
池上 彰
ホーム社
売り上げランキング: 69,517

【私の評価】★★★★☆(82点)



楽天ポイントを集めている方はこちら



読んでいただきありがとうございました!


この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ第3位
にほんブログ村

blogranking.png
人気ブログランキングへ


■目次

「朝鮮人民共和国」と信託統治
「自ら独立を勝ち取った」という物語 大韓民国の成立
「抗日パルチザンが建国」という神話 北朝鮮の成立
同じ民族の殺し合いという悲劇 朝鮮戦争
独裁政権による支配 李承晩政権
金日成の権力掌握と社会主義化
日韓条約が結ばれた 韓国の発展始まる
主体思想による特異な国家に
韓国、民主化への苦闘 朴正煕の暗殺と光州事件
北朝鮮、日本人の拉致実行
死刑囚から大統領へ 韓国の民主化
核開発に進む孤立国家 金日成から金正日へ
金融危機と国際化 金大中大統領で日韓関係改善
金王朝は続く 金正日から金正恩へ
困ったら「反日」カード 韓国の宿痾




この続きは無料メールマガジン 「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで」でお読みいただけます。

無料メルマガ購読 スポンサードリンク

コメントする

カテゴリー評価別

>月別(2002年7月~)

最近のコメント

  • TOK: 私は咽頭がんでした がんとは老化ですか こころが軽くなりました  続きを読む
  • おお: 最近、映画「ビリギャル」を再び見ました。 誇張の部分があるかもしれませんが、 私は素直に坪田先生とさやかちゃんに共感しました。 ど 続きを読む
  • HA: 会社組織で仕事を上手く進めていく指南書。 わかりやすく、自分のためになる本であった。 また、他の人にも勧めたい。 続きを読む
  • ryo: 名言セラピーは、全部読みました。 とても好きな本です。 いつも私の知らない本の書評で、 読書の指標になってますが、 こうして読んだ 続きを読む
  • 本のソムリエ: 中国製を辞めて、PRC(People's Republic of China)とは、頭いいですね。 国際関係で誠意を期待してはいけ 続きを読む
  • haru: こんにちは。 中国関連本といえば、こちらもお薦めします。 『メイド・イン・PRCの恐怖』郡司和夫著。桜の花出版。 PRCって、なん 続きを読む
  • KH: Kindle読み放題が始まってから、先日ソムリエ様がまとめてご紹介下さった本を順番に読んでおります。 どれもいい本でしかも読み放題 続きを読む