「闇権力の執行人」鈴木 宗男

| このエントリーをはてなブックマークに追加

闇権力の執行人 (講談社+α文庫)

【私の評価】★★★☆☆(71点)


■2002年、外務省にかかわる
 疑惑事件により逮捕、拘留され、
 2010年に懲役2年の実刑となった
 鈴木宗男さんの一冊。


 徹底した外務省の暗部を
 告発する内容になっています。


■外務省から有罪の証拠の資料が
 裁判所に出ていましたので、
 もう守るべきものはありません。


 知っていることをすべて
 書こうじゃないかという感じ。


さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・外務省にはこんな処世術があるという。
 「受けた恩は水に流し、
 かけた情けは倍付けにする(p21)


・平成七年(1995年)から平成14年(2002年)までの間に、
 松田氏ら外務官僚が私のところにツケ回してきた総額は、
 一億円をはるかに超えた(p30)


・不正蓄財の手口はこうだ。
 大使館員は外交特権を利用して免税で
 高級車を安く買い、しばらくしてモスクワの
 アフリカや中東の外交官に売って大量の
 ルーブルを作る・・しかし、ルーブルはドル、
 クローネ、円などの外貨に交換できない。
 そこで、売却代金はルーブル委員会に集められ、
 闇レートによって取り引きされ、クローネに
 換えられる。大使館員の給料はクローネで
 支給されていた関係で・・車の売却代金が
 クローネで振り込まれる(p36)


・イランと北朝鮮の関係は想像以上に深い。
 イランにテコ入れするのは、
 イスラム原理主義勢力や北朝鮮を
 利することになる・・こうした考えは、
 私の逮捕後、・・竹内行夫事務次官、
 孫崎享元駐イラン大使(現防衛大学校教授)
 のような外務官僚たちによって
 封じ込められてしまった(p168)


・西村氏は、秘密電報のみならず極秘、
 それもトップシークレットが入ったピンク色の
 紙に印刷された極秘(限定配布)という電報を
 よう私のところに運んできた。もちろん
 秘密解除の手続きは取っていなかった(p182)


・もう一つの学閥は創価大学閥である。
 より正確に言うと、このグループは
 創価大学出身者だけで形成されているのではなく、
 創価学会員も含まれている。榎泰邦駐インド大使が
 外務省内の創価学会員の組織「大鳳会」の
 頂点に君臨している(p200)


・杉山氏だが、韓国大使館では「政治部長」と
 呼ばれていた・・外交官本人が尊大だと
 それが家族にも伝染することがある・・
 夫人の言動が物議をかもして問題となった・・
 「たかが商人の分際で、大使館の政治部長夫人を
 バカにするの」「政治部長は国を動かすくらいの力が
 あるのよ。私が手を回せば商売をできなくすることだって
 できるのよ」平成13年(2001年)3月、杉山夫人が
 ソウルのロッテ・ホテルのロビーである人物に
 浴びせた罵声である。その人物とはロッテ・グループ
 の重光昭夫副会長だった(p242)


・外務省で国家の方針を決定しているのは、
 事務次官でも審議官、局長でもない。
 課長クラスなのだ。(p363)


闇権力の執行人 (講談社+α文庫)
鈴木 宗男
講談社
売り上げランキング: 57,512

【私の評価】★★★☆☆(71点)



楽天ポイントを集めている方はこちら



読んでいただきありがとうございました!


この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓ 
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ第3位
にほんブログ村

blogranking.png
人気ブログランキングへ



この続きは無料メールマガジン 「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』:1ヶ月30冊を超える情報をe-Mailで」でお読みいただけます。

無料メルマガ購読

スポンサードリンク

>月別(2002年7月~)