「最強経営者の思考法」嶋聡
2016/05/05公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
■松下政経塾に入塾後、
民主党議員としてでマニュフェスト導入に係り、
その後ソフトバンク社長室長として
ボーダフォン買収から孫正義の近くにいた
著者の一冊です。
孫正義は、ソフトバンク時代から
何兆円という商売をしようと
考えていました。
現在のソフトバンクは売上8兆円を
超える規模にまでなっています。
・松下幸之助・・本当の政治家は
100年先、200年先を考える・・
孫正義・・迷ったときほど遠くを見よ。(p40)
■確かに、両者とも
計画を絶対に達成するのだ、
という気迫がすごい。
大きな計画をつくり、
それを死守するために
知恵を出し、汗を出す。
そうした命をかけるほどの覚悟が、
会社の運命を左右するほどの場面で
違いを作っていくのでしょう。
・孫正義の答えは・・
「背が低かったら高くなる靴を履け。
屋根に届かなかったら、ハシゴを持ってこい。
飛び道具でも何でもあり。
何が何でも、目標を達成する」(p96)
■松下幸之助の立場になって考えてみると、
孫正義と比べてほしくないと
感じました。
孫さんには孫さんの道がある。
松下には松下の道が
あったのだと思います。
少なくとも、
手段を選ばないという孫さんと、
松下幸之助とはちがうと思いました。
嶋さん、
良い本をありがとうございました。
───────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・孫正義は「ニッチを狙え、という人はバカ」
とまで言ったことがある。
「私は30年後のど真ん中のど真ん中を狙った」(p18)
・松下幸之助は、「貧乏の克服」という使命の実現には
多大な年月が必要であるとし、250年間で達成しようと
超長期の計画を提示した(p27)
・松下幸之助が成功のコツを教えてくれるという・・
「・・それはな、成功するまでやめんこっちゃ」・・
孫正義も「やり抜くこと。それが成功の近道」
と言う(p51)
・孫正義も若い頃に「成功したければ
『運のいい人』と付き合え」と
言っていたそうだ(p118)
・自分で自分を褒められるほど頑張ったか?・・
孫正義は「あまり休日が続くと疲れる。
だからゴールデンウィークは休日のない
外国へ行って仕事をする」と言っていた(p126)
・次の繁栄は太平洋へと渡ってアジアに来る。
それはな、私のカンや。(松下幸之助)
スプリント買収、1ドル80円のときに投資した理由。
最後は私の「直感」です。(孫正義)(p150)
【私の評価】★★★☆☆(77点)
読んでいただきありがとうございました!
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■目次
第1章 松下幸之助と孫正義に見る6つの成功法則
第2章 最強経営者が実践した7つの成長戦略
第3章 最強経営者が備えている6つの条件
第4章 最強経営者になるための6つのリーダースキル
第5章 最強経営者ならではの8つの行動原理
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