「HONDAの技術革新を支えた〝超〟目標達成法「9つの質問」」小川 泰史

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HONDAの技術革新を支えた〝超〟目標達成法「9つの質問」

【私の評価】★★★★★(92点)


■HONDAの〝超〟目標達成法とは、
 QCのことです。


 QC(Quality Control)とは
 特に製造業で活用されている
 品質管理の仕組み。


 職場の課題を解決する手段として、
 何十年とそのノウハウが
 蓄積されてきました。


・「これが問題だろう」ではなく、
 検証して「真の問題」を明らかにする・・
 次は「なぜそれ(問題)が起きているのか」
 という、真犯人探しが始まります(p131)


■著者は、HONDAで学んだ
 QCの問題解決の技術を活用して
 コンサルタントとなりました。


 つまり、QCの問題解決の考え方は
 仕事における課題解決に
 活用可能なのです。


 特徴的なのは、
 やはり目標設定でしょう。


 目指すべき目的があり、
 その壁となっている課題を見つけ、
 それを解決する方法を考えていく。


 当たり前のようですが、
 「真の問題」を明らかにするのは、
 非常に難しいのです。


 例えば、欠品が多いとすれば、
 在庫が少ないのが問題なのか・・
 それは違うわけです。


 そうした考えるための
 一つの型として
 9つの質問があるわけです。


・「そもそも(解決に)取り組むべきもの
 だったのか、どうか」を、
 みんな間違っているのです(p9)


■トヨタ自動車では
 「トヨタを辞めても1000万円」
 と言っているらしい。


 それだけ、QC的考え方を持った人に
 価値があるということなのでしょう。


 9つの質問よりも、層別分析、
 理想との差異分析、仮説・検証といった
 考え方が参考になりました。


 小川さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・極端な言い方になりますが、
 ラストプロブレム以外の問題からは、
 逃げていい
のです(p26)


・仮説力とは、言い換えれば「かもしれない力」・・
 「この状況が起きた原因は、○○かもしれない」
 「この問題の原因は○○かもしれない」(p35)


・まず、あなたを取り巻く問題、
 あなたを悩ませる問題をとにかく
 すべて洗い出す作業をしていきます(p47)


・目標設定の根拠・・
 ~なぜ、あなたは『したい』のか~
 人間は「動機」なしには努力を
 続けられないものです。
 根拠と、動機を常に考えましょう(p102)


・高位平準(ロールモデル)
 ~同じパターンで成功したモデルを探し出せ!~
 販売店などでは「上位の業績を挙げている店舗に
 追いつくという意識を持つ」という意味(p115)


・標準化と再発防止を「定着」させよう・・
 担当を決めたり、あるいはルール化したり、
 さらにそのルールが守られているか管理したり、
 それができる人を教育したりする仕組みを
 つくることも必要です(p201)


HONDAの技術革新を支えた〝超〟目標達成法「9つの質問」
小川 泰史
産学社
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【私の評価】★★★★★(92点)



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■目次

序 章 9つの質問で、人生の答えがすぐに出る!
第1章 取り組むテーマを正しく選定する
第2章 現状を適切に把握する
第3章 目標設定を適切に行う
第4章 真の問題を発見する
第5章 要因分析 真犯人を探しだす
第6章 対策を立案して 真犯人をやっつける
第7章 効果を確認しよう
第8章 失敗を繰り返さないための「標準化」
第9章 未来を決める「新たな課題」を探す



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