「「通貨」で読み解く世界同時恐慌」榊原英資

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「通貨」で読み解く世界同時恐慌 (2時間で未来がわかる!)

【私の評価】★★☆☆☆(68点)


■ミスター円と呼ばれる
 榊原さんの一冊です。


 2008年のリーマンショック、
 2010年のユーロ危機。


 榊原さんは、経済の中心が
 欧米から中国へ移行する
 プロセスと見ています。


 そして、基軸通貨が
 ポンドからドルに移った時のように
 世界恐慌のような状況を
 予想しています。


・世界経済の中心がアメリカから中国へ移行しようと
 しているのです。バブル的に拡大した中国経済が
 調整局面に入り、不動産バブルも次第に崩壊の
 兆しを見せています。もしこの中国のバブルが
 崩壊すれば、30年代の大恐慌と同じ状況に陥る
(p4)


■2012年の本ですので、
 当時の為替レートは1ドル80円。


 このレートでは日本企業は
 儲からない。


 どんどん海外に工場を
 移している時代です。


 榊原さんは、円高はチャンス。
 海外の鉱山や企業を買ってしまえ
 と言っています。


・円高は日本の国益である・・
 今の日本は円高ですから、
 たとえば海外の資源を手に入れる、
 海外で傾いた企業を手に入れるといった
 手を打つことができます(p22)


■そして今は、
 円安の時代となりました。


 いまだ、米国から中国へ
 経済の中心が移動する
 プロセスの中にあるのだと思います。


 ひと波乱ありそうだと
 感じました。


 榊原さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・ヨーロッパ統合のプロセスが逆ネジとなり、
 逆回転を始めたのです。ギリシャ危機はその象徴です。
 事ここに至っては、そもそもヨーロッパ統合に
 無理があった
というべきでしょう(p47)


・英米との結びつきが強固なことは
 インドの強みです。・・
 インドのビジネス環境は欧米的で、
 すべてがトップダウン方式(p99)


・小さな政府を維持するのか・・・
 大きな政府を目指し、福祉を充実させるのか、
 日本はそんな選択を迫られている(p209)


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榊原英資
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)


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■目次

プロローグ 世界同時恐慌の足音が聞こえる!
第1章 ドルとユーロの没落で、世界同時恐慌に突入する!
第2章 「元」と「ルピー」は、世界的な経済危機を救うことができるか
第3章 「通貨」がわかれば、世界経済が見えてくる
第4章 円高ドル安・ユーロ安! どうなる?日本経済
エピローグ 成熟国家のメリットを生かそう



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