「スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝」アリス・シュローダー

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スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝

【私の評価】★★★★★(95点)


■7兆円もの資産を持つ米国の投資家
 ウォーレン・バフェット。


 その思考はどうなっているのか、
 興味があって手にした一冊です。


 バフェットは、子どもの頃、
 ゴルフ場で拾ったゴルフボールを売ったり
 競馬場で落ちている当たり馬券を探して
 小金を稼いでいました。


 金が好きだったというよりも、
 金を集めるゲームを
 楽しんでいるようでした。


・この五セントで遊ぶマシンを置きましょう・・
 お客さんは待っているあいだ、それで遊びます。
 売上は折半にしましょう・・
 ピンボールマシンは、七、八台に増えた。
 ウォーレンは資本の驚異的な働きを知った。
 お金はまるでそれ自身が仕事を持っているみたいに、
 持ち主のために働いてくれる(p167)


■バフェットはコロンビア大で
 バリュー株投資(割安株投資)の
 グレアムに出会い、その手法を学びます。


 そして、自己資金を投資しながら、
 株式ブローカーの仕事をしたり、
 グレアムの会社で社員として
 投資の実務をしています。


 26歳のときに、仕事を引退。
 グレアムの会社を辞め、
 ヘッジファンドのような
 パートナーシップを設立しました。


 そのパートナーシップでは、
 投資によって得た利率が
 4%を超えた分の半分を手数料として取り、
 4%に達しなければその差の1/4を負担する。


 つまり、ペナルティ付実績報酬型の
 投資ファンドでした。バフェットは、
 その資金で割安株を購入していったのです。


・グレアムは、さまざまなやり方で安全マージンを
 組み込んでいる・・どんな会社の株でも
 ごく少量しか買わなかった・・
 ウォーレンは熱心がグレアム信奉者だったが、
 株の種類が多くなければならないという
 考え方には不満だった。ウォーレンは
 一種類に多くを注ぎ込んでいた(p238)


■バフェットも人としては、
 頭のいいオタクのようでした。


 そして、癇癪持ちの母親の影響で、
 若い時には自己重要感を
 持てなかったということに
 驚きました。


 そうしたバフェットを支えたのが、
 社交的な妻スージーなのです。


 下巻も楽しめそうです。


 シュローダーさん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・ウォーレンは、あらゆる会社の基本情報を
 あますところなく知ろうとした

 まず全貌を眺め渡してから、範囲を絞って、
 さらなる綿密な調査に値する
 ひと握りの株を選び出し、
 もっとも確実な投資対象と見なしたものに
 金を投じた(p296)


・ウォーレンは、数少ないものをできるだけ
 多く集めるのが肝心だということを知っていた。
 車のナンバープレートにはじまり、シスターの指紋、
 コイン、切手、ユニオン市街電車、そして
 ナショナル・アメリカンにいたるまで、
 いつも同じ考え方でやってきた。
 生まれながらの収集家なのだ(p342)


・十五年分の《リーダーズ・ダイジェスト》・・
 ウォーレンは幼い頃からジェイ・クック・・
 ジョン・D・ロックフェラー、アンドリュー・カーネギー
 といった人物の人生について学んでいた。
 こうした書物を何度もくりかえし読んだ(p162)


・人がどうふるまうかを大きく左右するのは、
 内なるスコアカードがあるか、それとも
 外のスコアカードがあるかということなんだ・・
 私の父は、内なるスコアカードが100%の人だった。
 つまり、徹底した一匹狼だったんだ(p61)


・"ぼくにとっていちばんの大事な顧客は
 だれだろう"・・まず自分自身が顧客となり、
 つぎに他人のために働くべきだ。
 一日一時間を自分に充てるべきだ(p366)


スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝
アリス シュローダー
日本経済新聞出版社
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【私の評価】★★★★★(95点)



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■目次

第1部 バブル
第2部 内なるスコアカード
第3部 競馬場
第4部 歌うスージー



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