「池田屋乱刃」伊東 潤

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池田屋乱刃

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■池田屋乱刃とは、幕末、京都において
 新撰組が、池田屋に集まった
 尊王攘夷の志士を襲撃したものです。


 各藩が一つの国家のように
 独立性を持っていた当時、
 日本国として外国にどう
 対応していくのか。


 当時の武士は命を懸けて、
 主導権を取ろうと
 動いたことがわかります。


・朱子学は、土佐人独特の武士道概念を融合して
 南学となり、「士は死なり」という
 激越な思想を生む(p101)


■この本では、五人の視点で、
 池田屋事件が書かれてあります。


 スパイもいれば、
 志士もいれば、
 藩の重臣もいる。


 それぞれが、
 それぞれの立場で、
 命をかけて行動しているのです。


・それが「知行合一」だ。いかに学問を究め、
 高い志を持とうとも、その実現に向かって
 第一歩を踏み出さぬ者は、骸と何ら変わらぬ(p164)


■それが犬死となった
 こともあるでしょう。


 しかし、そうした熱さが、
 日本を外国の植民地とせず、
 列強に伍していく源となったように
 感じました。


 伊東さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・「士は志なり」(p107)


・ロシア船は、日常的に津軽海峡を行き来し、
 必要に応じて蝦夷地の各所に上陸した上、
 食料や薪炭を補給するだけでなく、略奪に 
 走ることさえあるという・・いち早く
 強力な統一国家を築かなければ、
 蝦夷地はロシアに占領される(p107)


・松陰は、井伊の手先となって志士たちを
 検挙している老中の間部詮勝の暗殺を企てた・・
 しかし松陰は、間部暗殺を政務役の
 周布政之助に語ったため、驚いた周布は、
 「学問不純にして人心を動揺させた」
 という罪状で松陰を入牢させた(p253)


池田屋乱刃
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伊東 潤
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【私の評価】★★★☆☆(79点)



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■目次

第一章「二心なし」
第二章「士は死なり」
第三章「及ばざる人」
第四章「凜として」
第五章「英雄児」



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