「プロパガンダ教本」エドワード バーネイズ

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プロパガンダ教本

【私の評価】★★★☆☆(70点)


■1928年にアメリカで出版された
 広報・宣伝の技術についての一冊です。


 90年前にはテレビとインターネットが
 ないだけであって、
 基本は同じなのですね。


■選挙という仕組みがある中で、
 いかに、自分の意見に賛同してもらうかが
 民主主義では重要なわけです。


 バーネイズさん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。

・世の中の一般大衆が、どのような習慣を持ち、
 どのような意見を持つべきかといった事柄を、
 相手にそれと意識されずに知性的に
 コントロールすることは、
 民主主義を前提にする
 社会において非常に重要である(p28)


・万人の読み書き能力が、精神的高見みのかわりに
 人々にあたえたものは、判で押したように
 「画一化された考え(ゴムのスタンプ)」だった・・
 何百万人もの人が同じ刺激にさらされ、
 全員がまったく等しい判を押される(p43)


・「プロパガンダ」・・この言葉は、
 国外伝道の管理と監督のために、
 1627年にローマで制定された枢機卿の委員会、
 聖省に適用されたものだとわかる。
 また、伝道司祭の教育のためにウルバヌス八世
 によって創設されたローマのプロパガンダ大学
 についても用いられた(p45)


・PRコンサルタントは、現代の
 コミュニケーション手段と社会集団の仕組みを利用し、
 それを操作することで、ある特定の考えを
 大衆の意識の中に植え付ける"代理人"だ(p69)


・「消費者に対する継続的アピール」と
 「消費者向けの話題づくり」・・(p111)


・大衆に密接な公共サービス事業(電力、ガス、水道など)
 は常に大衆の不満の恰好の標的となる。
 だからこそ経営側は細心の注意を払って
 大衆から好意的に評価されるように
 努めなければならない(p121)


・生徒の心の中で、教師は外の世界で活躍する
 実業家やリーダーとして成功している人々と 
 常に比較されている・・こうした教育者は、
 現代文明のなかで不当に低く評価されている(p188)


・新聞というメディアは、今も昔も意見や考えを
 伝達するプロパガンダに用いられるメディアの中で
 まず最初に取り上げられるべきものであり続けている・・
 ある記事を掲載することで誰かに一方的な利益をもたらす
 ことが分かった場合には、どんなに優れた記事でも
 ボツにしてしまう編集デスクも現実にいたのである(p215)


・第一次世界大戦ではドイツ兵に「野蛮なフン族のアッティラ」
 というイメージを植え付け、アメリカ国民の
 ドイツに対する敵意を増幅させるというやり方が採られた。
 新聞報道でも漫画や記事でドイツ兵の残虐性を
 ことさらに強調するものが多かった(p234)


・彼の発想は「男性だけではなく女性にも市場を広げればいい」
 というものであった。しかも、彼はストレートに
 女性もタバコを吸おうと訴えるのではなく、女性の方から
 タバコを求めて買いに行くような状況を作り出した(p238)


・彼は「お菓子(スイーツ)を食べると太るが、
 タバコを吸えば痩せる」というメッセージを
 医者たちが参加する団体を通して発信させた(p239)


・「民主主義を守るための委員会」のような第三者団体を、
 アメリカ財界の支援をうけたシンクタンクが中心になって
 設立、その反共・反テロリズムの思想を持った亡命者の
 運動体を支援することがアメリカの国益に適うという
 "神話"を作り出して、メディアを通じて大々的に
 キャンペーンするのである(p244)


プロパガンダ教本
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エドワード バーネイズ
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【私の評価】★★★☆☆(70点)



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■目次

現代日本の読者へのまえがき
第1章 大衆をコントロールする
第2章 新しいプロパガンダの誕生
第3章 新しいプロパガンディストたち
第4章 心理学を応用したプロパガンダ
第5章 巨大化する企業と大衆の関係
第6章 プロパガンダと政治家のリーダーシップ
第7章 女性たちもプロパガンダを使って団結する
第8章 教師や学校だってプロパガンダを行なうべきだ
第9章 芸術と現代ビジネスとプロパガンダ
第10章 プロパガンダのメカニズム―どのように伝わるか?
訳者解説 パブリック・リレーションの創始者、エドワード・バーネイズ


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