「反省 私たちはなぜ失敗したのか?」鈴木 宗男/佐藤 優

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反省 私たちはなぜ失敗したのか?

【私の評価】★★★★☆(88点)


■外務省から排除された
 政治家 鈴木 宗男さんと、
 元外務省職員 佐藤 優さんの対談です。


 外務省は、
 鈴木 宗男さんと田中眞紀子さんの
 排除に成功しています。


 その方法は、諜報機関らしく
 二人の対立を演出するとともに、
 特捜部や共産党に情報をリークすること。


・飯村豊さんという官房長はいまフランス大使ですが、
 「鈴木先生、とにかく田中眞紀子を排除してください
  田中の首を取ってください」と、
 毎日のように私に言った(鈴木)(p160)


■守るべきものがない二人の対談は、
 当時の暗部に入っていきます。


 白紙領収書や、在外手当ての税金問題等、
 組織内部者だからわかる弱点を
 反省と言いながら、話していきます。


 外務省の個人名を出しての指摘は、
 週刊誌的な感覚で読んでしまいました。


・外務省の幹部は、ある国で、女性の局部から
 タマゴを出してそれを割るようなショーを
 やっている店に記者たちを連れていって接待・・
 さらに外務省は、記者たちに白紙領収証を渡して、
 彼らを懐柔していた(佐藤)(p69)


■ここまで落ちれば
 怖いものはないのでしょう。


 落ちきれていない人は、
 秘密を墓まで持って行くのです。


 鈴木さん、佐藤さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


四島一括返還の旗はとっくに降ろされていたのに、
 国民には「四島一括返還」だと
 騙し続けた(佐藤)(p228)


・結局、リークというのが公権力の仕事なんです・・
 敵がやるもの、あるいは自分たちに都合が悪いものを
 情報操作と呼び、自分たちに都合のいいものを
 政策広報と呼ぶんです(佐藤)(p60)


・外務省報償費は使い勝手がわるいんです。
 外務省の内規で領収書の添付が
 義務づけられているんです・・
 外務省の報償費で3回も食事すれば、
 これは立派な情報提供者です(佐藤)(p67)


・自民党で将来名をなす政治家のコースは、
 内閣官房副長官を経験するか、党の総務局長
 経験するかというのがポイントなんです(鈴木)・・
 両方やってのは、小沢一郎さんと
 鈴木宗男さんのふたりだけ。(佐藤)(p80)


・竹内行夫さんは自分がトップだった時代に
 上海総領事館員自殺事件が起きた・・
 対北朝鮮外交だって、・・・秘密交渉の記録が
 作成されていないのではないかという疑念すら
 浮上している(佐藤)(p191)


・当時のソ連共産党が日本でいちばんバカにしていたのが
 社会党左派の社会主義協会系の人々です。
 ソ連からおカネをもらっているからですね。
 二番目にバカにしていたのは日本共産党です。
 もはやソ連共産党も信じていないマルクス・レーニン
 主義を本気で信じている連中で、
 ちょっとおかしいんじゃないかと(佐藤)(p221)


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■目次

第1章 国策捜査のカラクリ
第2章 権力の罠
第3章 外務省の嘘
第4章 「死んだ麦」から芽生えるもの
第5章 見えてきたこと


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