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「人生で起こること すべて良きこと」田坂 広志

2015/08/18公開 更新
本のソムリエ
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人生で起こること すべて良きこと


【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー

 田坂さんと編集者の対談形式の一冊です。人生で起きる「逆境」を話題の中心に話が進んでいきます。人は誰でも、職場の人間関係や、お金や健康で悩むのでしょう。


 昔から人として大成するためには、「戦争」「投獄」「大病」を経験しなくてはならないと言われています。田坂さんも、30年間に余命何年と告知されたという。苦しみの日々だったようです。しかし、「今に生きる」と病気を受け入れた時、病気は消えてしまったという。


・「命あるだけで、有り難い!」その覚悟でしょう。そして、人間、この覚悟を掴むと、強い(p172)


 人生、すべてがうまくいくはずもありません。ただ、失敗しても、それを通じて人は成長する。そうした田坂さんの達観を感じることができました。


 田坂さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・「逆境」とは自分の可能性を引き出してくれる素晴らしい「成長の機会」(p36)


・人生において、「成功」は約束されていない
 しかし人生において、「成長」は約束されている(p31)


・我々日本人は、昔から、「逆境」というものを、尊いものと思ってきたからです(p33)


・深い自己嫌悪に陥るということは、自分に求める理想が高いからです(p55)


・「すべてを自分の責任として引き受ける」という心の姿勢が、私に、一つの「強さ」を与えてくれた(p85)


・他人への嫌悪感も、自分自身への嫌悪感も、その生々しい感情や思いを、抑圧せず、ありのままに言葉を尽くして書き出していくと・・別な感覚や思いが、心に浮かんでくる(p109)


・自分の中にある「嫌な面」を抑圧して外に出さないようにしていると、その抑圧した「嫌な面」を他人の中に見るとき、その人に対する嫌悪感が、増幅されてしまう(p120)


人生で起こること すべて良きこと
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田坂 広志
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【私の評価】★★★☆☆(79点)


だれもが、「苦難は良きこと」と思えるわけではありません。いろいろ経験してわかるのでしょう。そういう意味では、本を読んで予習しておくと、苦難を乗り越えやすいかもしれませんね。

Posted by 本のソムリエ on 2015年8月17日


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目次

第1章 悪循環の夜型、好循環の朝型
第2章 なぜ、早起きは続かないのか?
第3章 根性や意志力に頼らない「起きる技術」
第4章 理想の生活習慣に変わる5つのステップ
第5章 短時間で仕事を終わらせる高密度仕事術
第6章 実践編―朝型生活に変わった3人のケース


著者経歴

 田坂広志(たさか ひろし)・・・1951年生まれ。1974年東京大学工学部卒業。1981年東京大学大学院工学系研究科修了。工学博士。同年民間企業入社。1987年米国シンクタンク・バテル記念研究所客員研究員。1990年日本総合研究所の設立に参画。技術研究部長、事業企画部長、取締役・創発戦略センター所長を歴任。現在、日本総合研究所フェロー。2000年4月多摩大学教授に就任。現在、多摩大学・大学院教授。2000年6月シンクタンク・ソフィアバンクを設立。同代表に就任。2003年7月「社会起業家」としての働き方を支援する「社会起業家フォーラム」を設立。同代表に就任。現在、上記の活動に加え、情報、流通、金融、教育、バイオなど各分野の企業の社外取締役や顧問を務める。2001年10月個人サイト「未来からの風」を開設。毎週、メッセージ・メール「風の便り」を配信する


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この著者の本


コメント(1)

いつもメールマガジンを拝見しております。

仕事のスキルアップや生き方を勉強するために、
本のソムリエさんのメルマガを参考に本を読んでおります。

ご紹介頂いた「人生で起こること すべて良きこと」を
昨日読みました。

とても感銘を受けて、読後涙が出てきました。

いま自分の中でも逆境の時で仕事が上手くいかず、
職場の人間関係もギクシャクしております。

その中で、出会ったこの本が自分の状況を打破するのに
まさにそのものでした。

それ以上にこの本をこのタイミングで本のソムリエさんがご紹介していただいた事に
とても感謝して、涙が出てきました。
本当に有難うございます。

たぶん好調な時にこの本を読んでも「いい話ですね」で終わっていたと思います。
まさにいまだからこそ心に沁み入ったと思います。

この本では心を強くするために、常に感謝の「有難うございます」を言う事を推奨しております。
ですので、本のソムリエさんに感謝の気持ちをお伝えしたくてメールしました。
改めて、有難うございます。

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