「One World」喜多川 泰

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One World

【私の評価】★★★★☆(88点)


■喜多川さんの九つの短編小説が
 楽しめる一冊です。


 それぞれが、人との出会いと
 人の成長をテーマにしています。


 コーチとの出会いで、
 野球が好きになる。


 成功者から
 仕事の本質を教わる。


 そういうことって、
 実際にありますよね。


・お前はチームで一番小さいのに、
 一番思い切りのいいプレーをする・・
 将来一番輝くのはお前だ
 だから、今は負けてもいいじゃないか(p23)


■そして、
 人との出会いから、
 一生が変わるような
 影響を受けることがある。


 一冊との本との出会いから、
 考え方が180度転換して
 しまったりする。


 それが人間なのだと
 思うのです。


・僕たちは・・・世の中に生まれてきて、
 ほんの数十年生きて、この世を去っていく。
 だから、自分がこの世にきたときよりも
 美しい世界にして去りたいと思ったんだって(p100)


■喜多川さんの本は、
 いつも「人の成長」がテーマなんだ・・
 と思いながら読みました。


 学び、恋し、仕事をして、
 家族を作り、
 社会を作っていく。


 それが、
 「One World」
 なのでしょう。


 喜多川さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・自分の時間を誰かの喜びに変えることが、
 働くということだよ(p64)


・富永に「もう、逃げるなよ
 と言われたことによって、
 裕樹は、自分が今まで、
 ちょっとでも苦しくなったら
 逃げるということをくり返して生きてきた
 ということを思い知らされた(p198)


・その人が、『これが悪かったのかも知れない』と
 自らを省みて、その部分を改めること、
 そのものに意味があるんですよ。
 そのおかげでその苦悩を経験する前よりも、
 あとの方が、自分が理想とする人間に少しだけ
 近づくことができているじゃないですか(p118)


・本棚から一冊の本を取り出した。
 康夫が中学を卒業するときに、
 父親からもらった本だった・・・
 ページを開くと、
 「迷ったときは、初心に戻れ
 見返しに、父親の筆跡でそう書かれている(p94)


・謝る必要ないよ・・・
 怒られたり、失敗したりして、
 委縮してしまうと緊張したときに筋肉が
 普段どおり動かなくなってしまう(p19)


One World
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喜多川 泰
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【私の評価】★★★★☆(88点)



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■目次

ユニフォーム uniform
ルームサービス room service
卒業アルバム classbook
ホワイトバレンタイン white valentine
超能力彼氏 extrasensory perception boy
ラッキーボーイ lucky boy
夢の国 utopia
「どうぞ」 "have a seat"
恋の力 power of love
「One World」に込めた思い


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