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「人を信じても、仕事は信じるな!」小山 昇

2015/03/06公開 更新
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人を信じても、仕事は信じるな!


【私の評価】★★★★☆(80点)


要約と感想レビュー

■中小企業の社長のための一冊です。
 小さい会社には、大きい会社とは
 違うやり方があるらしい。


 小さい会社は、
 優秀な人材は集まりませんし、
 優秀な人材はいりません。


 優秀な人が集まって、
 方針がブレブレになると
 組織が崩壊するからです。


 だから、
 小さい会社で必要なのは、
 社長の決定事項を
 遂行してくれる人なのです。


・中小企業にとってもっとも必要な人材は「社長の決定を忠実に実施してくれる人」です。もっと言えば、それに向かって汗をかいてくれる人です(p80)


■小さい会社は、
 優秀な人はいないのですから、
 とにかく社長の決断をやらせること。


 そのためには、
 具体的な指示をして、
 それをチェックする。


 優秀でないから、
 うまくいくまで何度でも
 何年でも言い続けるしかないのです。


・大切なのは、強制しながらも、コミュニケーションをとることです・・原理原則を繰り返し、根気強く説明しました(p108)


■そして、小さいからこそ、
 人間関係が重要となります。


 小さい社会ですから、
 人間関係が悪くなれば、
 すぐに人は去っていきます。


 だから、コミュニケーションが
 大事なのですね。


 小さい会社の社長さんなら、
 悩みを共有できる良い本だと思いました。


 小山さん、
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・しくみとは「嫌でも、自然にそうしてしまうもの」・・武蔵野の社長の机にはイスがありません(p45)


・環境整備では、一人が担当する部分を狭くして、そこを徹底的にきれいにするのが基本です。・・・ルールブックをはっきり示すことができれば、社員の行動は少しずつ変わってきます(p61)


・マネすることは「最高の創造」だ!・・・私は「すばやく、上手にマネをする人」を積極的に評価します(p92)


・私は「とにかく、文句を言うヤツをリーダーにするべきだ」と答えます(p99)


・現場の真実を知る報告システム・・・一つは、報告する項目が明確になっていること・・そして、もう一つは「社長は黙って話を聞く」(p152)


・クレームは「大変だ、大変だ」と大騒ぎしろ!・・大騒ぎをして、みんなに知らせる。これが武蔵野のルールです(p159)


人を信じても、仕事は信じるな!
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【私の評価】★★★★☆(80点)


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目次

第1章 社長の決定は「正しく」ではなく「早く」
第2章 優秀な人を集めても会社は良くならない!
第3章 社員教育の肝は「易しいことを、数こなす」だ!
第4章 真実を知りたければ「報告」を見直せ!
第5章 社員との良好な人間関係をつくる「しくみ」



著者経歴

 小山 昇(こやま のぼる)・・・1948年山梨県生まれ。東京経済大学を卒業し、日本サービスマーチャンダイザー株式会社(現在の株式会社武蔵野)に入社。一時期、独立して株式会社ベリーを経営していたが、1987年に株式会社武蔵野に復帰。1989年より社長に就任して現在に至る。2001年から同社の経営の仕組みを紹介する「経営サポート事業」を展開。全国各地で年間240回の講演・セミナーを開催している。1999年度「電子メッセージング協議会会長賞」、2001年度「経済産業大臣賞」、2004年度、経済産業省が推進する「IT経営百選最優秀賞」を受賞。2000年、2010年には「日本経営品質賞」を受賞


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