「よいこの君主論」架神 恭介、辰巳 一世

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よいこの君主論 (ちくま文庫)

【私の評価】★★★★★(93点)


■君主論といえば、著者は
 中世イタリア、フィレンツェ共和国の外交官
 マキャベリです。


 君主としてのあるべき姿を示した
 この名著の内容は、
 現代社会でも通用するものです。


 小学生の主導権争いを分析しながら
 君主論の本質を学びましょう。


■確かに小学校では、
 それぞれ仲良しグループが
 勢力争いをしていました。


 そして、そのグループの中でも、
 主導権争いがありました。


 最終的にはいろいろな遊びを通じて、
 だれがリーダーシップをとっていくのか、
 なんとなく決まっていったように思います。


・自分の配下の兵士が戦争のときに
 ちゃんと君主の言うことを聞いて動くように、
 日頃から兵士を統御する訓練をしなきゃ
 いけない
んだ(p158)


■そうしたリーダーシップを
 とっていくためには、
 決して軽蔑されてはなりません。


 そのためには、
 もっともな理屈で思慮深さを示し、
 決断したらそれを断行する
 強い意思を見せればいいのです。


 軽蔑されたければ、
 その逆をやればいいのですね。


・軽蔑を逃れるには、軽薄で優柔不断で
 無気力な態度
を見せなければ大丈夫。(p217)


■会社でも同じだと思いました。


 敵を作ってはなりませんが、
 軽蔑されては仕事はできないのです。


 今更ながら注意したいと思います。


 架神さん、辰巳さん、
 良い本をありがとうございました。


─────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・ただ、怖れられるのは良いけれど、
 恨みは買わないようにしないといけないんだ。・・
 恐ろしいけれど頼りになるリーダー。(p190)


・人を繋ぎとめるには、恩愛よりも恐怖を
 もってすべきだとマキャベリも言っているよ・・
 慕われるよりも、恐れられていた方が
 遥かに安全
なんだ(p188)


・人が何か新しいことを始める時には
 必ず危険
が伴うものなんだ。
 反発を受けるだろうし、
 失敗するかもしれない(p43)


・極悪非道で平民を害するのは一度きりで
 終わるべきだけど、恩恵を施すときは
 時間をかけてゆっくり・・・(p92)


・結局、傭兵も援軍も使うべきではないんだ。
 自軍の軍備を増強するのが一番なんだよ(p151)


・その行動が美徳であるか悪徳であるかは
 さほどの問題ではないんだ・・・
 もし、ひろしくんが美徳のみを求めていたならば、
 彼は夏休みの宿題をコツコツやろうとしただろうし、
 そして失敗しただろうね(p170)


・『気前が良い』という評判を保とうとするくらいなら、
 『あいつはケチだ』と蔑まれた方が遥かにマシなんだよ。・・
 いくら歓心を買うためとはいえ、
 配下ごときに自分のプリンを分け与えるなんて
 愚行を行ったのだから・・・(p179)


・問題の起こっていない一文字先生の時から
 対策を整えておくのが大切なんだ・・・
 人間というものは順風満帆な時には、
 嵐が起こることを想像できないものなんだ(p281)


よいこの君主論 (ちくま文庫)
架神 恭介 辰巳 一世
筑摩書房
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【私の評価】★★★★★(93点)


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