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「一流の人は真正面からうけとめない」おかのきんや 根本浩

2014/12/09公開 更新
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一流の人は真正面からうけとめない


【私の評価】★★★★☆(80点)


要約と感想レビュー

 成功者には、共通した考え方があります。目的を持っている。そして、あきらめない。ただ、凡人がそうした考え方をしたからといって、成功するわけではありません。


 例えばフリーランスの横山陽一(作家)は、フリーで生きることを素晴らしいと表現していますが、一方で、サラリーマン時代には決して味わうことのできなかった厳しさとも表裏一体であると言っています。必ずしも成功するわけでもないし、楽でもないのです。でも、参考になる点はあるとは思うのです。


・「楽しいことをする」のではなく、「することを楽しむ」(p13)


 成功した人たちも、最初からすべて順調に成功したわけではありません。ただ、あきらめなかった。多くの人は諦めた。それだけなのです。次の扉の先に成功があるかどうか、誰にも分からない中で、次の扉を開いていく。それが、できるかどうかなのでしょう。


 楽天創業者の三木谷浩史氏は、必ず成功したわけではなかったと思いますが、「月に行こうという目標があったから、アポロは月に行けた。飛行機を改良した結果、月に行けたわけではない」と言っているのです。インターネットの将来性に賭けたのです。


・何事も、上手く進まないときは、停滞の時期ではなく、変化の時期だ(藤原基央(ロックバンドボーカリスト))(p137)


 成功者があきらめないのは、その先に夢があるから。それをやることが使命であるから。それが楽しいから。いろいろ理由があるようですが、変わり者なんですね。


 おかのさん、根本さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・愛されるキャラはみんな欠点を持っている(p43)


・仕事を振られた瞬間、相手の予想の倍のスピードで仕上げて 驚かせるのだ。(千田琢哉(作家))(p82)


・両親がひたむきに生きる姿が、どんな幼い子にも素晴らしい影響を与えるのです(井深大)(p116)


多少調子が悪くても絶好調いうんだ。自分でそう言っているうちに、本当に絶好調になってくるもんだ。(長嶋茂雄)(p179)


一流の人は真正面からうけとめない
一流の人は真正面からうけとめない
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おかのきんや 根本浩
東邦出版
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【私の評価】★★★★☆(80点)


目次

第1章 「日常」が楽しくなる7の物語
第2章 本当の「愛」に気がつく8の物語
第3章 「人生」が輝き出す7の物語
第4章 「家族」や「仲間」との絆が深まる6の物語
第5章 「挫折」を乗り越える6の物語
第6章 「先入観」にとらわれない8の物語


著者経歴

 おかのきんや・・・エッセイスト・シナリオライター・漫画家・企画立案家・「企画のたまご屋さん」出版プロデューサー。西沢泰生氏を見出し、売れっ子作家にする。『壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方』、『大切なことに気づかせてくれる33の物語と90の名言』は西沢氏と二人三脚でつくりあげたヒット企画。本の企画立案をした主な著名人、片岡鶴太郎、湯川れい子、さくらももこ、など。著書に『しあわせトリック』(ポプラ社)、『30秒でセルフコントロール 幸せ呼吸法』(ヤマハミュージックメディア)、『「磯野家」の幸福』(晋遊舎)などがある。


 根本浩(ねもと ひろし)・・・文筆家・高校教師。1973年生まれ。茨城県出身。明治大学文学部卒。国語に関する教育への尽力と並行して言葉や日本語に関する著作を多く執筆


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