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「頭角をあらわす男70の流儀」藤堂和子

2014/05/23公開 更新
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頭角をあらわす男 70の流儀


【私の評価】★★★★☆(82点)


要約と感想レビュー

清潔感・好奇心・仕事熱心

99%の確率でジャンケンに勝つという、夜の会員制高級クラブのママの一冊です。三年間は名前を顔を忘れないという恐るべき女性でもあります。そうした女性が見る頭角をあらわす男性とは、どんな人なのでしょうか。


まず、清潔感がある。これは基本ですね。そして好奇心がある。仕事熱心であるということです。若い時に型をしっかりつくる。40、50代の自分をイメージして、そのときのための勉強をしておくのです。また、サラリーマンであれば、上司に引き上げられなくてはならない。人に好かれるということです。そして会社で受けた恩恵を、世の中に返しながら仕事をすることを提唱しています。


・失敗があるから伸びるし、成長してこそ、伸びしろが付いてくる。・・30代はしっかり型を身に付けて、40代、50代にバーン!と型を破ってほしいものです(p68)

仕事ではなく人生の成功者となる

常に将来のイメージしながら、その準備を、今から心がけておくことが大事だという。また、仕事を辞めて、肩書が何もなくなったとき、自分だけの魅力で何人が自分と共に行動するか考えることも大事。自分だけになったら、どうなっているのか、自分をゆっくり見つめる時間を持つことが大切なのです。そうした時間が、本当の本人の力になるのです。


最後には、仕事は人生の一部です。人生としての成功者になるために、自分を見つめ直しなさい、と締めくくられています。多くの大物の人生を見つめてきた藤堂さんに、ジャンケンで勝つにはかなりの修行が必要なようです。藤堂さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・本来電話のお礼というのは略式であることを認識してほしいですね。ほんのひとことでも季節を感じさせる葉書や切手の礼状が後日に届くとドキッとして素敵だな、と思います(p21)


・自分が大したこともないのに、構えたって仕方ないだろう。人間、飾ったって仕方ない。素が一番なんだよ(磯貝浩)(p89)


・お店の女の子に向って言ってはいけないような最低の言葉を浴びせているのを見たときは・・・「お代はいらないから、出ていきんしゃい!もう、二度と来んでよかよ!」・・自分の大切な子は、私が守らなくちゃ誰が守るとね?(p45)


・きちんと叱ることができる人は、冷静に、いつ、どのように伝えたら相手に本当に伝わるかを考えているものですよ(p42)


頭角をあらわす男 70の流儀
頭角をあらわす男 70の流儀
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藤堂和子
ロングセラーズ
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【私の評価】★★★★☆(82点)


目次

第一章 男の品格と粋なマナー
第二章 デキる男の仕事術
第三章 モテる男の酒と女の嗜み方
第四章 金と運に愛される男
第五章 人生を愉しむセクシーな男の生き様



著者経歴

藤堂和子(とうどう かずこ)・・・1946年福岡市生まれ。博多・中洲の会員制クラブ「ロイヤルボックス」、航空スタンドバー「リンドバーグ」の名物ママ・経営者である。1971年に老舗の航空スタンドバー「リンドバーグ」の経営を先代から受け継ぐ。90年代に「ロイヤルボックス」の経営者となり、中州一の高級クラブとして成長させた。また『LB中洲通信』の編集長もつとめ、2010年秋には東京の帝国ホテルで「中洲通信30周年『親子三代ママ稼業』刊行記念パーティー」を開催。来場者は2400名を超えた。また、2012年2月より中洲大通りの美化と安全対策の一環として、桜並木にすべく活動に尽力し、2014年3月を以て、約5.5kmに桜の植樹が完了。2014年の春からは自転車の撤去活動も始まる。現在、KBC九州朝日放送ラジオ番組『藤堂和子の女性塾』に出演中。


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