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「「気がきく人」と思わせる103の心理誘導テクニック」神岡 真司

2014/04/27公開 更新
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「気がきく人」と思わせる103の心理誘導テクニック (角川フォレスタ)


【私の評価】★★★☆☆(78点)


要約と感想レビュー

質問や相談をする

ちょっとした受け答えで、人の印象は大きく変わります。たとえば、仕事の依頼を受けたときに、「いや、・・・」と反論するのがクセの人がいます。その一方で、同じ反論でも、「わかりました。ありがとうございます。ところで一つ質問があるのですが・・・」と質問で返す人もいるのです。


上司としては、同じ反論でも、後者の方が心理的に受け入れやすいものだと思います。同じように苦手な人・近寄りがたい人には「質問」や「相談」をすることで、印象がよくなることがあることを覚えておきましょう。


・「なるほど・よくわかります」で受け止める(p122)


質問で人を動かす

この「質問」がいろいろ使えるのです。遅れている仕事を進めてもらいたいときは、「○○さん、あの仕事どうなったんだっけ?」と「質問」する。間違いを指摘したいときは、「ところで、うろ覚えなのですが、あの会議ではこう決まったような気がしますが、どうでしたかね?」と「質問」してみる。


同じように「これから○○について報告したいのですが、よろしいでしょうか?」と、相手の「許可」を取る質問をするのです。そうすると、自然と相手は、こちらの意図を汲んでくれるのです。質問で人を動かすのです。


・頼みごとは「疑問形」にする(p226)


相手の自尊心をくすぐる

会社では、「根回し」を行っていると思います。これは、事前に意見を求められた人たちは、自尊心がくすぐられ好意的になることを利用しているのです。


ちょっとした対応の積み重ねが、「気がきく人」かどうかの差となるのだと思いました。失敗しながら学ぶのではなく、この本で学びましょう。神岡さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・「たとえばの話」で本音をさぐる(p116)


・「頑張れ!」よりも「無理するなよ!」の禁止のセリフが効く(p107)


・相手の人が好きなこと、興味のあること、エピソード、出身地、経歴・・・などなど、会話の中で知り得た、特長ある事柄を後からメモに書き記します(p130)


▼引用は下記の書籍からです。
「気がきく人」と思わせる103の心理誘導テクニック (角川フォレスタ)
神岡 真司
角川学芸出版
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【私の評価】★★★☆☆(78点)


目次

第1章 一瞬で「好印象」をもたれる人の共通点―ハートを掴む基本メソッド
第2章 苦手な人をなくしていく行動基準―自分を磨くチャンスのとらえ方
第3章 「気がきく人」と「気がきかない人」の分かれ道―心を動かす会話術!
第4章 男と女の「新鮮関係」を保つメソッド―「気がきく人」の交流のツボ
第5章 ビジネスの現場で存在感が際立つ「気がきく人」の振る舞い!
第6章 「気がきく人」の気がきく処世術!


著者経歴

神岡 真司(かみおか・しんじ) ・・・ビジネス心理研究家。日本心理パワー研究所主宰。最新の心理学理論をベースにした法人対象のモチベーションセミナー、コミュニケーショントレーニング、人事開発コンサルティングなどで活躍中。


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