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「生活経済トレーニング どちらがトクか選べ!」吉本 佳生

2014/02/08公開 更新
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生活経済トレーニング どちらがトクか選べ!


【私の評価】★★★☆☆(76点)


要約と感想レビュー

■生活するということは、
 お金を使うということです。


 この本では、日常生活で求められる
 お金に関わる判断基準、ノウハウを
 事例付きで教えてくれる一冊です。


 たとえば、ランチを食べるなら
  行列のある店
  空いている店
 あなたはどちらに入りますか?


・ランチタイムは、長い行列に並んだ客が効率よく食事をしてくれるうえに、それまで、昼には給料と家賃を支払いながらも半分遊ばせていたといえるシェフと施設を、有効活用できる(p39)


■また、人生の大きな投資となる
 保険や住宅はどうするのか。


 住宅は貸家にするのか持ち家か。
 はたまたマンションか。


 購入するのなら、
 不動産の価格がどうなるのか、
 予想し覚悟したうえで
 購入しなくてはなりません。


 こんなはずではなかった
 ということがないようにしたいですね。


・マイホームをもつことは、土地(不動産)という資産をもつことです。住み続けるつもりでもつとしても、なにかの理由で売るしかないときには、いくらで売れるかがとても重要になります・・・乱暴にいえば、家を買うのは「土地が値上がりに賭けるギャンブル」です(p60)


■盛りだくさんな内容で、
 おもしろいと思いました。


 お金、されどお金。
 お金の考え方は大切だと思います。


 吉本さん、 
 良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・専門家のほとんどが、「生命保険は掛け捨てがベストだ」といいます。(p8)


・品質が一番高くなる保険契約ルートのひとつは、大手企業が福利厚生サービスの一環として、どこかの保険会社の保険を、社員向けに斡旋しているケース・・・企業を怒らせ、たくさんの社員を相手に保険を売る機会を失うことは、絶対に避けたいからです(p202)


・どーんと増える可能性があるファンドには、暴落する危険性もあります。たとえば「1年で価格が3倍」になったファンドをみたら、逆に「1年で3分の1」にまで暴落してもおかしくない、と考えるべきです(p179)


・ノーブランドのガソリンスタンドは、じつはガソリンを安く仕入れられる(p219)


・レストランの側からみて、人気が高いバスツアーの客は、本当に効率よく売上が稼げるお得意様です。最高の客といってもいいでしょう。だから、ふつうの客には提供できないような安い価格で、ボリュームたっぷり・・(p23)


・日本では、弁護士の人数が多くなりすぎて・・裁判官や弁護士を増やすという政府の構想が失敗して・・仕事がなくて困っている弁護士が増えた・・・弁護士の増加が、能力や経験のバラツキを拡大している(p242)


生活経済トレーニング どちらがトクか選べ!
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【私の評価】★★★☆☆(76点)



目次

Special Question 結婚相手
Question1 旅行
Question2 通信
Question3 食事
Question4 衣服
Question5 住居
Question6 家電製品
Question7 買い物でのポイント
Question8 取引の交渉
Question9 子育て 他


著者経歴

 吉本佳生よしもと よしお)・・・1963年、三重県生まれ。大学卒業後、銀行勤務を経て、エコノミスト・著述家・関西大学会計専門職大学院特任教授。専門は金融経済論、生活経済学、国際金融論。NHK教育・総合テレビで放送された、経済学教育番組「出社が楽しい経済学」の出演・監修者


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