「走る哲学」為末 大

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走る哲学 (扶桑社新書)

【私の評価】★★★★★(94点)


■プロ陸上の選手だった為末さんが、
 Twitterでつぶやいた言葉を
 集めた一冊です。


 Twitterで本ができるのかと思いましたが、
 変な名言集よりずっと素晴らしい。


 アメリカに練習の拠点を置いていたせいか、 
 アメリカと日本の比較しているところが、
 印象的。


 日本は結果主義、
 アメリカはチャレンジ主義
 なんですね。


・アメリカは、結果主義に見えて、チャレンジに対しての
 興味なんですよね。オリンピックに挑んでいるっていうので
 みんな満足なんですけど、日本て結果主義じゃないですか(p130)


■日本では失敗すると
 徹底的にマスコミに書かれる。


 オリンピック代表なんて、
 非常に期待される。


 それで日本の選手は、
 期待に応えようとする。
 努力する。


 でも、人の評価ばかりを気にしていて、
 自分の本当にやりたいことを
 忘れちゃいけないよ

 と為末さんは言うのです。


 自分に言い聞かせているの
 かもしれませんね。


・他人の評価によって勝敗が決まる事は多いのだけれど、
 勝ちきる人は他人の評価を無視して突き進む事もできる人
 手放すと手に入れることができるという矛盾(p56)


■世界は広い

 という為末さんの言葉も印象的。


 視点を広くしたい。


 日本だけにとどまっていてはいけない。


 いろいろ死ぬまでに
 経験したいものです。


・世界は広い。そして人生は何とかなる。
 見えていない選択肢を見るために、もっとたくさん
 おかしな体験をする若者が増えてほしい
と思う(p28)


■Twitterもがっちり書き続ければ、
 本になるんだなあ~と思いました。


 世の中を冷静に見る目として
 素晴らしいと思います。


 為末さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


危機感が安心を生み、安心感が危機を生む
 陸上競技のピストルを鳴らすための雷管というものがあって、
 その箱の裏にこう書いてある。
 "危険であると認識しているうちは安全である"(p82)


・子どもを勝負弱くさせるのは簡単。
 失敗したらおしまいだよと言い続ける事。
 そうすれば失敗を恐れ、挑戦を恐れ、
 評価を気にするようになり、縮こまる。(p52)


・父親は半年の余命宣言をされたのだけれど、
 その時から僕の頭には、もしあと半年で僕が死ぬとしたら
 という考えがずっとあって
、もしそうだとしたら今やっている事で
 本当に大丈夫だろうかと自分に聞くようになった(p37)


・アドバイスは必ず相手の成長を奪う側面を持つ。
 困難は気づきを得るチャンス
 故に困難を解決してしまえば、気づきは得られない(p120)


・限界の概念を持って自分の強みを考えると、
 苦手なものを克服している時間なんてなくて、
 得意なものを徹底的に伸ばす方向がいいんだと思う(p142)


・使命感とは、周囲の期待に応える事ではなく、
 自分の役割に気づく事。(p205)


・天皇陛下が被災地に行かれた時、
 頑張りましょうでもなく、これからはいい事がありますよでもなく、
 ただ大変でしたねという共感を示されていた(p117)


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為末 大
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【私の評価】★★★★★(94点)

■著者紹介・・為末 大(ためすえ だい、1978年5月3日)

 日本人初のトラック競技プロ陸上選手(400mハードル)。
 広島県生まれ。身長170cm 体重66kg
 中学・高校時代は100m、200mで次々と記録を更新。
 法政大学へ進み、日本学生選手権400mハードル3連覇。
 シドニー、アテネ、北京五輪に出場。世界選手権では
 2001年エドモントン大会にて3位に入り、
 トラック競技で日本人初のメダル(自己ベスト47秒89を記録)、
 2005年ヘルシンキ大会でも銅メダルを獲得した。


■目次

第1章 自分を軸に
対談 ルールに適応する事
第2章 社会を軸に
対談 ツイッターと日本文化
第3章 コミュニケーション
対談 スポーツが社会にできる事
第4章 スポーツ
対談 撤退の戦略、滅びの美学
第5章 ふたたび、自分を軸に


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