「トヨタ流「視える化」成功ノート―「人と現場が変わる」しくみ」若松 義人

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トヨタ流「視える化」成功ノート―「人と現場が変わる」しくみ

【私の評価】★★★☆☆(78点)


■「視える化」の視点で
 仕事の改善をまとめた一冊です。


 たとえば、
 改善したら、改善前と改善後を
 映像で比較して貼り出す。

 人材の能力を
 一覧表にする。

 人間は「視える化」することで、
 しっかり理解することが
 できるのです。


・「指摘された内容」「改善策」「改善の結果」は、
 みんなが見えるところに順次貼り出す
 すぐに実行に移せば、みんなが指摘を
 前向きにとらえるようになる(p69)


■トヨタ流の「視える化」の本質は、
 問題の見える化なのでしょう。

 ふつうの人は問題があるとマイナスに考えます。


 ところが、
 トヨタはわざと問題を引き起こす。

 わざと困るように、在庫を減らし、
 人を減らすのです。

 問題があれば、それを改善することで、
 問題がなくなり、結果して、
 在庫が減り、人が減るということ。

 本当に逆転の発想ですね。


・在庫を減らす。・・人も減らしていく。
 すると、途端に体質の弱さが見えてくる。
 まるでトヨタ流をやったために、問題が出たような気がする。
 だが実際には、見えなかった問題が表に出て、
 見えるようになっただけ
だ(p94)


■ふつうの人の逆の発想。

 これができるのか。

 職場で受け入れられるのか。


 会社が倒産するような状況なら
 受け入れられる可能性が
 あるのかもしれません。

 そういう意味で、
 危機はチャンスなのかもしれませんね。


 若松さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・Eさんの自慢は、「自分がいなければわからない。
 自分がいなければ仕事は進まない」
 という管理能力だった・・・
 はたしてEさんの仕事を「おかしいよ」と言える人が
 どれだけいるだろうか。(p30)


・私は、生産改革の着手に先立って、
 各企業の改革推進チームの人たちに
 「今の状態をしっかり記録に残してください」
 とお願いする・・・
 映像にして見ると「汚い工場だなあ」と
 多少は客観的になれる(p55)


・何も起こらない現場は一つもない。
 何も起こらないということは、
 隠しているに決まっている。
 本気になって問題点を書き出したら、
 書ききれないほどあるはずです(張富士夫)(p95)


・間接部門の改善・・・「活用しないデータを取り続ける」
 「現状調査・分析に時間をかけすぎる」「転記作業が多すぎる」
 「捺印が多すぎる」「ムダなコピー配布が多すぎる」・・(p124)


・B社では発表会という形式にこだわることなく、
 改善の成果は現場で聞くことにした。
 経営陣や管理職が現場に足を運び、
 どのような改善をしたかに耳を傾け、目で確認する(p176)


・「あなたの会社の長所を10個あげてください」
 こう尋ねると、たいていの経営者が
 「うちには長所なんかありませんよ」と答える。・・・
 「うちの売りはこれです」と社員はもちろん、
 お客様にも「見える」ようにすることだ(p210)


トヨタ流「視える化」成功ノート―「人と現場が変わる」しくみ
若松 義人
大和書房
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【私の評価】★★★☆☆(78点)



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