「経済自由人にあなたもなれる 資産13億の私が明かす金銭的サクセスへの31カ条」藤田 隆志

【私の評価】★★★★★（90点）

要約と感想レビュー

33歳でDVDショップを開業。50歳のとき会社をゲオに売却し、10数億円を手にしてリタイヤした著者の一冊です。FXを薦めているところは疑問ですが、商売の考え方は一流だと思います。

お金持ちになるのなら、粗利益率の高い自分の好きな分野で起業するのが一番だという。借金をしなければ、起業はそれほどリスクはないのです。

・粗利益50％以上の現金商売で、自分の好きな、かつ興味があって得意分野のビジネス起業を目指す（p31）

「凡人でも成功できる」というのが著者の考えです。ただし、命をかけなければならないのです。著者は、1年目は一切休まなかったといいます。いつ寝ていたんでしょう？凡人でもやり続ければ、本質が見えるようになるそうです。

ただし、「人と同じこと」をしていては成功者にはなれません。ただ、凡人でも、必死になれば、とてつもない力と知恵が湧いてくるということなのです。真の成功者を目指すなら、後悔しないように徹底的にやることだという。中途半端はダメなのです。

・凡人でも、同じことを一生懸命にやり続ければ、周りが見えるようになるんです。やがて、その分野の本質がわかるようになる（p179）

まずは現金で1億円を作ること。そのためには、やはり起業でしょうか。ただし、自分が好きで、続けられ、得意な仕事を選ぶのがコツのようです。

藤田さん、良い本をありがとうございました。

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この本で私が共感した名言

・魅は、与によって生じ、求によって滅す・・・相手に見返りを決して求めず、先に与える努力をする、という意味です（p154）

・失敗に対し、後悔するのではなく反省をして繰り返さないように努める（p87）

・歴史に学び、良書を読み、ノン･フィクションに触れ続ける（p167）

【私の評価】★★★★★（90点）

目次

経済自由人までの私の道のり
真の成功者になるための３１カ条

著者経歴

藤田隆志（ふじた　たかし）・・・1954年香川県生まれ。四国・香川県下でDVDセルショップを展開する株式会社ロッキー会長、バリ島日本人向け不動産コンサルタント会社PT KINUSA BALI代表。県立高松高等学校卒業。15年間のサラリーマン生活を経て33歳で独立。高松市にレンタルビデオショップ「ロッキー茜町店」オープン、株式会社ロッキーを起業。香川県を中心とした四国という地域限定、己の命をかけた経営姿勢とサービスで次々と出店、事業を拡大し成功を収める。16年後、年商46億5000万円、経常利益3億円、全従業員数630人、総店舗数35店舗の規模にまで成長させる。2003年レンタル部門とネットカフェ部門を株式会社ゲオに売却(M&A)後、50歳で同社の会長職としてリタイアした。翌2004年には高額納税者として香川県を超え「九州・四国地区No.1」となる。同年7月よりインドネシアのバリ島を中心とした居住を開始。資産運用としてFX(外国為替証拠金取引)を得意とし、100戦100勝中。愛妻たちに囲まれ、日本とバリを往復し、世界を気ままに旅する自由人生活を楽しむ

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