「組織を変えるマネジメント」佐藤 克男

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組織を変えるマネジメント

【私の評価】★★★★★(94点)


■北海道の函館に近い森町に、
 辣腕経営者が
 町長としてやってきました。


 それまでの森町は借金200億円、
 財政調整基金(預金のようなもの)がゼロ。


 どこの役場も同じだと思いますが、 
 サービス精神もゼロ。


 毎年、毎年同じ仕事を
 続けていたのです。


・何もしない人に過失はない、
 しかし何もしないこと程、
 大きな過失はない

 (下村湖人)(p1)


■そこに佐藤町長は次々と
 手を打っていきます。


 役所は町民サービス業だ。


 笑顔、挨拶、スピード、
 プラスアルファの親切の職員教育。


 手すりが40万円で、
 ガソリンも定価プラス15円という
 役場価格は撤廃する。

 職員の給与削減。

 税滞納の回収

 赤字事業建て直し。

 まだまだあります。


・手すり二本の工事が四十万円・・・
 外部へ電話するときは、交換手経由・・・
 文房具は定価で購入していました・・・(p137)


■こうした手を打った結果、
 財政調整基金(預金のようなもの)は、
 目標の十億円を突破しました。


 職員の教育にも力を入れています。

 人材ではなく人財たれ。


 これからは役所も 
 金を稼ぐ時代ということです。

 トップが替わると
 これだけ変わるのですね。


・"森町の将来はこうあるべき"と題して、
 今週中に鉛筆で原稿用紙三枚に書いて、
 所属長に提出すること(p60)


■ここでは書ききれませんが、
 実は三箇所で私は涙を流しました。


 人を動かすエピソードが
 あるのです。


 町の改革は、
 心の改革でもあるのでしょう。


 佐藤さん、良い本を
 ありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・電話は一回ないし二回の呼び出しで出るようにし、
 三回鳴ったら「お待たせしました」と出、
 四回以上になってしまったら、
 「大変お待たせしました」と出ること(p59)


・知らないということは恥ずかしいことだが、
 勉強しようとしないことは、
 もっと恥ずかしいことだ
(p86)


・注意はわからずにやった場合です。
 承知の上でやった場合は・・・
 情け容赦なく、法律で許される
 最大の処分をすることにしています(p96)


・リーダーに欠かせないのは率先垂範です・・・
 今週は何度徹夜をしているんだろう」
 と思わせるくらい仕事をやる(p113)


・森町では、長期返済のための資金を除いての
 総予算に占める労働分配率が四十%を超えていました。
 企業においては三十%を超えては危険水準(p142)


・整備されたパークゴルフ場・・・
 三百万円稼ぐために、千二百万円かけている・・・
 業務委託費は二百万とする。その代わり
 売上は全部、請け負った企業のものとする(p150)


・日本一お年寄りを大切にする町づくり・・・
 これは私の公約です。しかし私はお年寄りの福祉予算を
 ドシドシ削りました。私の持論は
 「自分のことを自分でできる人はお年寄りではない」(p206)


自治体が収益事業を始め、
 自分達の食い扶持を少しでも稼ぐ
ようになれば、
 国全体としても楽になるはずです。
 国から交付金や補助金を貰うことが当たり前という
 今のシステムは制度疲労を起こしています(p209)


・「町長、議会とうまくやったほうがいいぞ」と
 進言してくれる人が数多くいます。私はそんな時、
 「うまくやろうとすればうまくいかないもの」
 と答えています(p166)


・今が良ければいいのではない。
 十年後、二十年後、三十年後の森町のために
 汗を流す(p239)


組織を変えるマネジメント
佐藤 克男
致知出版社
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【私の評価】★★★★★(94点)


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