「ブラック会社で出会ったモンスター社員たち」高橋 咲太郎

【私の評価】★★☆☆☆（69点）

■不動産会社で一人法務を担当している
　高橋さんの告白。

　中小企業ということもあって、
　社員にはいろいろな人がいるようです。

　申込金を横領する。
　賃料を着服する。
　投資だけど住宅ローンを組む。

　私の会社には
　いそうもないタイプですね。

・内装業者等からのバックリベートも、
　この業界に残るブラックな慣習です・・・
　営業担当者等に直接入ってくるわけですから、
　営業担当者にとっておいしい副収入になります。
　だいたい発注価格の5％～10％（ｐ53）

■こうした人しか採用できないのでしょうが、
　それを許してしまう社長の器の大きさに
　変に感心してしまいました。

　横領したとしても、
　懲戒解雇ではなく、
　分割で返金させるのです。
　こんな会社もあるのですね。

　高橋さん、良い本を
　ありがとうございました。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。

・最初は何回計算してみても、
　耐震性を満たすことができなかったんだけどね・・・
　徹夜で一生懸命計算し直したら、なんとか
　建築基準法の基準を満たすようになってね（ｐ50）

・モンスター社員１１
　客の奥さんと寝て
　契約を取る社員（ｐ127）

・東日本大震災後、賃貸志向が強くなった気がします・・・
　5月になると、賃貸は例年の7割程度まで回復しました。
　売買は、例年の5割程度契約できました。・・・
　現在ではほぼ例年並みに戻ってきました。（ｐ187）

【私の評価】★★☆☆☆（69点）

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