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「さすが!と思わせるできる人の話し方―すぐ使えるとっておき10のテクニック」高橋フミアキ

2012/05/18公開 更新
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さすが!と思わせるできる人の話し方―すぐ使えるとっておき10のテクニック


【私の評価】★★★☆☆(70点)


要約と感想レビュー

会話からスピーチまで、話し方について高橋さんのノウハウを教えてくれる一冊です。やはり、人前で上手にスピーチするには練習が必要です。事前にしっかり内容を吟味しておく必要もあります。話のうまい人を真似するのが近道でしょう。


例えば、著者の友人に吃音のひどい男性がいて、その男性は落語のCDを買って、それを毎日聞いて、落語家の声といっしょに自分も声を出して練習していたという。練習は裏切らないのです。


・できるだけ具体的に描写して話す(p111)


興味深かったところは、自分が苦手な人への対策です。相手に伝わらないなと思ったら、「人間は変化する」「共通点はかならずある」と思うようにしているという。そして、いまはうまく対話できなくても、「種だけはまく」「あとは待つ」と考えるというのです。


わからない人でも、感謝の気持ちで接していれば、いずれわかってくれる。この境地までいけるか、私にはわかりません。相手を理解してあげれば、怖くなくなるというのは、わかるようで、難しいことだと思いました。高橋さんの良いところは、怒るようなダメな人も許してあげる度量があるというところなのです。


・僕の苦手な人は、すぐに怒る人です。・・・その社長さんが以前、僕に「俺は劣等感のかたまりなんだよな」と言っていたのを思い出しました(p73)


特に仕事では、言うべきことは言う必要があります。高橋さんが観察していたところでは、言いづらいことを遠慮く言う人は、「値下げ交渉も挨拶のうち、素敵なコミュニケーションじゃないか」というふうに前向きに考えているというのです。


やや体系的に整理されておらず、ちょっと残念ですが、人とのかかわり方を再認識するには良い本だと思います。一歩、人とのコミュニケーションをレベルアップしたい人にお勧めします。高橋さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・名言や格言、ジョークなどもブログに書いておきます。(p162)


・僕の座右の銘は「感謝するものが与えられ、感謝しないものは取り上げられる」という言葉です(p129)


・自分のことばかり話す人がたまにいます。あなたの周りにはいませんか?(p44)


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★★☆☆(70点)


目次

プロローグ "人間関係をよくする"が話し方の基本
1 話し方がヘタだとこんな損をする10パターン
2 苦手な場面でも上手に話せる10の秘訣
3 話し上手になるとっておき10のテクニック
4 背伸びせずにはじめられる7つの実践
5 自分の気持ちから出た言葉でないと響かない



著者経歴

高橋 フミアキ・・・1960年生まれ。大手広告代理店に10年間勤務。退職後、フリーライター。2006年(株)東京クリエイターズネットを設立、代表取締役社長。現在、文章スクールの名物講師。経営コンサルタント。


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