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「富をもたらす習慣 失う習慣」オリソン・マーデン

2012/03/20公開 更新
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富をもたらす習慣 失う習慣 (フォーエバー選書)


【私の評価】★★☆☆☆(70点)


要約と感想レビュー

 オリソン・マーデン(1850~1924)は、アメリカで「サクセス」誌を発行していた成功哲学の父と言われる人です。内容は、当たり前なのでしょうが、非常にオーソドックスです。目標設定し、イメージすること、もうすでに目標達成したかのように振舞うこと、そして努力です。


 行動を続けるためには努力が必要であり、努力するためには夢を描き、夢に集中する必要があるのです。つまり、夢を頭の中に描くことがすべての出発点ということです。


・夢を現実のものにするには三つの条件が必要だ。
 ・夢をイメージとして描く(ビジュアライゼーション)
 ・ビジョンに集中する
 ・ビジョンを現実にすべく努力する(p252)


 この世の中には、いかにこの法則を反対に使う人の多いことでしょうか!愚痴を言い、人には苦言を呈し、否定的な態度をとる人が成功する可能性は低いでしょう。原因は自分自身にあるのに、原因が外にあると確信していては、前に進めないのです。


 成功する人は、逆境にあっても素直に自分の能力を高めることと考えるのです。一方、失敗する人は、逆境に腹を立て、試練に落胆するのです。人生で起きる物事について、常にプラスの面を見て、自分のために努力できる人こそが、成長し続けられるのでしょう。


・悲しみと絶望ばかり思い描くのをやめ、富を思い、富を語り、富を得るべき人間として振る舞うことができたら、どれほど人生が変わるだろう(p84)


 本来は、こうした法則は、物理のように学校で教えるべきことなのでしょう。ただ、その前に先生に教えなくてはなりません。そちらのほうが難しいように感じます。マーデンさん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・私の向上心を最も刺激してくれたのは恩師のひと言だった・・「将来、ひとかどの人物になることを期待しているよ・・君を信じている。きみには見えないかもしれないが、私には見えるんだ」と。(p115)


・目標があるなら、みずから努力すべきだ。金持ちになりたいなら、金持ちになるよう行動すべきだ。贅沢をしたいなら、努力したらいい。中途半端でなく、一生懸命、堂々とやるべきだ(p13)


・心構えが変わっただけで、たちまち境遇に変化が起きる・・思考は現実の力をもって、たえず見えざる世界に働きかけている。望ましい状況を思考し、具体的に思い描けば描くほど、それを実現する力は増していく(p76)


富をもたらす習慣 失う習慣 (フォーエバー選書)
オリソン・マーデン 田辺 希久子
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【私の評価】★★☆☆☆(70点)


目次

第1部 貧乏は習慣である
第2部 富と思考
第3部 富をもたらす習慣



著者経歴

 オリソン・マーデン(Orison S. Marden)・・・1850~1924。一貫して「成功した人間」の研究を突き詰め、1891年に『前進あるのみ』という成功哲学書を出版。世界25ヶ国で翻訳され、日本でも150万部を超える大ベストセラーとなる。その後も45冊に及ぶ著作を発表し、1897年に、人生とビジネスで成功をつかむための専門雑誌『サクセス』を創刊


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