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「チャイナ・スタディー 葬られた「第二のマクガバン報告」」T・コリン・キャンベル,トーマス・M・キャンベル

2011/11/01公開 更新
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チャイナ・スタディー 葬られた「第二のマクガバン報告」(合本版)


【私の評価】★★★★★(90点)


■ベジタリアンという人がいますが、
 まさにその根拠を栄養学の観点から
 証明している一冊です。


 国際比較、中国での地域比較から
 食事による病気のなりやすさが
 分析されています。


 結果は非常にシンプルです。
 動物性の食べ物は食べないほうがいい。

 
 肉や乳製品はよろしくない、
 ということですね。


・避けるべき食品 肉類、家禽類、乳製品、卵 
 最小限に抑えるべき食品 精製炭水化物、植物油を加えること、魚介類、調味料(下p68)


■昔の日本人は、肉や牛乳を
 あまり食べませんでした。


 それが欧米化するに従い、
 どんどん欧米人のような食生活に
 なってきたのです。


 糖尿病、心臓病、ガン・・


 これらはすべて動物性タンパク、
 動物性脂肪の取りすぎから 
 発生しているのです。


・血中コレステロール値が170mg/dlに低下すると、肝臓ガン、直腸ガン、結腸ガン・・肺ガン・・乳ガン、・・白血病・・脳腫瘍・・胃ガン、食道(咽喉)ガンが減少していた(上p233)


■そういえば、会社の健康診断で、
 コレステロール値が
 高いといわれていたな・・・


 父も糖尿病の気があるし、
 先月は腎臓結石で手術を受けた・・・。


 「あまり肉を食べないように」
 というアドバイスが、
 私の家系には
 大切なのかもしれません。


・動物性タンパク質を1日21グラム以上摂取すると、「尿路結石」の罹患率が急上昇する(中p269)


■昔の日本人に戻るのが
 一番の健康法だとわかりました。


 それにしても、
 3冊に分割するとは
 お金もそうですが、
 読むのがたいへん。


 健康食品を買ったと思えば安いのですが、
 できれば一冊にまとめてほしい。


 では、みなさん野菜を食べ、
 良い本を読みましょう。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・最も高タンパクの食事をしている子供たちが、肝臓ガンになるリスクが最も高い(上p45)


・肉、牛乳、卵、魚、脂肪、動物性タンパク質
 摂取量 増加するにつれて血中コレステロール値 上昇(上p237)


・本当に安全なコレステロール値とは150mg/dl以下なのである(中p72)


・これから24時間のうちに3000人のアメリカ人が心臓発作を起こす。(中p18)


・乳ガンは体がエストロゲンにさらされていることが発症の大きな原因である・・・「動物性タンパクや脂肪が少なく、未精製・未加工の植物性食品が多い食事」はエストロゲン・レベルを下げる(中p149)


・肉類の摂取量が多い国では、直腸ガンの罹患率がかなり高くなっています(p164)


・牛乳(乳児用粉ミルク)は子供にとって最も破壊的な病気の一つである「1型糖尿病」を発症させる可能性がある(中p210)


・実は最も多く牛乳や乳製品を摂取している国の骨折率が最も高く、骨の健康状態が最悪なのだから、何かがおかしい。・・・動物性タンパク質が代謝による酸を増やし、カルシウムを骨から引き出す(中p252)


・子供も親も、・・「乳製品の主要成分であるカゼインがガンをいかに促進したり、血中コレステロールや動脈硬化性プラークをいかに増加させるかが、実験によって証明されている」などということについては全く教えられていない(下p209)


チャイナ・スタディー 葬られた「第二のマクガバン報告」(合本版)
T・コリン・キャンベル トーマス・M・キャンベル
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【私の評価】★★★★★(90点)



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コメント(1)

こうしたことがあまり報道されないのは

どうしてなんでしょうね。

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