「神様のカルテ」夏川 草介

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神様のカルテ (小学館文庫)
夏川 草介
小学館 (2011-06-07)
売り上げランキング: 50

【私の評価】★★☆☆☆(67点)


■医師不足の地方都市で、
 夏目漱石好きの救急医が、
 患者の死と向き合うドラマ。

 妻は山岳写真家。
 アパートには男爵と学士殿。
 熊のような同僚と、
 有能だけど口の悪い看護婦。

 ウケ狙いの設定に、
 テレビのドラマ用に作られた
 小説のように感じました。


・慢性的医者不足のこの町では、
 外科でも内科でも耳鼻科でも皮膚科でも、
 ひとりの「救急医」が診療を行う。(p13)


■やはり病院で問題となるのは、
 医師不足と終末医療。

 ドラマなら徹夜の仕事は画になりますが、
 現実なら笑えません。

 医師不足をどうするのか、
 もう助からない患者の最後の時間をどうするのか。

 それを考えてもらうための
 ドラマなのでしょう。


・看護婦まで徹夜で働くようになったら、そんな職場、
 気持ち悪くてやっておれん。だいたい私は、
 医者も数を増やして二交代制で働くという未来を
 熱望している人間だ。(p107)


■テレビドラマなら、
 純粋に楽しめるかもしれません。

 夏川さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・生活習慣病である2型糖尿病は甘く見ていると
 とんでもないことになる恐ろしい病気である・・・
 日本人の透析の原因疾患の第一位、失明の原因疾患の
 第二位を堂々と占めている(p31)


・点滴やら抗生剤やらを用いて、絶える命を
 引き伸ばしていることなど考えては傲慢だ。
 もとより寿命なるものは人知の及ぶところではない。・・・
 土に埋もれた定められた命を、掘り起こして光を当て、
 よりよい最後の時を作り出していく。
 医師とはそういう存在ではないか。(p175)


・「夜明け前」・・・・
 「明けない夜はない。止まない雨はない。
  そういうことなのだ、学士殿」(p164)


・モンブランの頂上からはもっとすごい数の星が
 見えるんです。まるで自分まで星のひとつになって 
 飛んでいけそうなくらい(p90)


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夏川 草介
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