学研教育出版
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【私の評価】★★★★☆(86点)
■旧社会保険庁の年金問題では、
もらえる年金がもらえなくて怒り心頭の方も
多いと思いますが、
医療関係の手当にも同じような
もらい忘れがあるようです。
著者の長谷川さんが
本書を書かれたきっかけは、
次のようなものでした。
■クリニックを経営する長谷川さんのところに、
「若年性アルツハイマー病」の患者さんが
やってきました。
長谷川さんが驚いたのは、
患者さんが医療費無料となる
「精神障害者手帳」を持っていなかったこと。
アルツハイマーで会社を辞めた患者さんは、
高額の治療費負担で住宅ローンを払えず、
自宅が競売にかけられてしまったのです。
もし、医療費負担がなければ、
自宅の競売もなかったかもしれない・・・。
長谷川さんの心に、
介護に係わる公的制度や大切な点を
まとめた本を書こうという
気持ちが生まれたのです。
・介護費用をどう捻出するか・・・
子どもの均等割りじゃなくて
孫の均等割りだと案外うまくいく(p140)
■そして、特にもらい忘れが多いのは、
社会保険庁管轄の「障害者年金」。
そして、国の所得保障である
「特別障害者手当」だそうです。
こうした公的制度は、役所では
あまりPRしていません。
さらに、医師の診断書の書き方で
結果が大きく左右されるのです。
事前の勉強と準備が
とても大切になります。
・公的制度の中で最ももらい忘れが多いのが
「特別障害者手当」です・・・
年金に加入しているかどうかは関係ありません(p179)
■私の両親はまだ健在ですが、
いずれ介護を考えるときが来るはずです。
類似本を4冊ほど購入しましたが、
この本が最もセンスがあるようです。
長谷川さん、
良い本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・家族の「世帯」を分離して、世帯年収を下げるという
選択肢もある・・・特に、入居をされる利用者さんの
年金が少なく、単独では住民税非課税世帯になる場合には
有効な手立てです(p135)
・住宅改修は、介護保険を使うことで上限20万円までは
1割負担で行なうことができます。手すりの取り付け、
滑り防止用の床の張替え、段差の解消などがこれに
該当します(p120)
・入所する施設の選択のコツは、
「死ぬまで一箇所に」と考えないことです。(p103)
・「バリアフリー」ということでいえば、
段差の問題よりむしろ「温度のバリアフリー」に
着目したほうがいいように思います。(p106)
・小規模施設のメリットは、なんと言っても
「寝かせっぱなしにさせない」よう配慮してくれる
という点です・・・少し割高にはなりますが・・・(p126)
・主治医より主治看護師を(p140)
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