宝島社
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■週末に3冊ほど
福島の原子力事故関係の本を読みましたが、
それほど良いものがないのが意外でした。
インターネット上の情報を
読んでいるほうが
情報量としては多いかも。
ということで、
3冊の中で、比較的まとまっていた
一冊を紹介いたします。
■やはり放射能対策としては、
外からの被爆は避けにくいので、
放射性物質をできるだけ体の中に入れないこと。
食べ物、飲み物に注意し、
外出時はマスクが必要となります。
・汚染された水道水でも・・・
活性炭と中空糸膜を使った浄水器なら
効果はありそうです(p28)
■本書を読みながら、
「パニックを恐れて情報を出さなかった」と
政府が謝罪した記者会見を思い出しました。
私は、政府を信じていないので、
3月15日に自己判断で仙台を出ましたが、
その日に3号機の爆発があったのです。
メルトダウンはわかっていたはずなので、
最初の段階で福島の人達を避難させておけば・・・。
・6月3日の読売新聞に[原発から約38キロ離れた
同県川俣町では3月15日、雑草から1キロ・グラム当たり
123万ベクレルと高濃度の放射性ヨウ素131も検出されていた]
との記事がありました。恐ろしいことに、
原子力安全・保安院はこの事実を知っていながら、
6月まで国民にそのことを伝えていなかったのです(p59)
■パニック記者会見では、
「謝れば済むとおもっているのか!」
と細野氏に靴でも投げたい気分でした。
細野氏が悪いのではなく、
トップに責任があるとわかっているので、
細野氏に謝らせるトップはひどい。
パニックどころではなく、
とにかく逃げなくてはいけなかった人を
見殺しにしたわけですから。
(「直ち」に健康に影響はないけれども・・・)
ちょっと気分が悪くなってきました。
とにかく原子力関係の情報は集めましょう。
宝島さん、
良い本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・北西に62kmも離れている福島市杉妻町で、6月1日に
セシウム137だけで1080kBq/m2という驚くべき数値が
出ています。チェルノブイリ原発事故の際、ベラルーシが
決めた移住対象レベルの555 kBq/m2のほぼ倍です(p76)
・これだけの土壌汚染があちこちに存在していれば、
放射性物質は風が吹く度に舞い上がり、呼吸により
体内に取り込まれ、内部から放射線を出し続けて
いるはずです。福島県知事は、内部被爆の程度を
正確に測れるホルボティカウンター搭載者を
巡回させるべきでしょう(p43)
・アメリカ国立科学アカデミーの
「電離放射線の健康への影響」第7次報告書によれば、■
例えば20歳で100ミリシーベルトの被爆をした場合、
10万人中977人の男性がその被爆によりがんにかかると
予測されていますが、女性の場合は10万人中1646人(p46)
・魚は骨をはずして食べよう・・・
骨を外せば、多くのセシウム137、
ストロンチウム90を除去できる(p9)
・各地のモニタリングポストは、東京で18m、
横浜で23mなどとかなり高いところに設置されています・・・
チェルノブイリから日本に飛来する放射性物質を
計測するものだったからです(p34)
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