「子育てはお金の教育から」邱 永漢

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子育てはお金の教育から (PHP文庫)

【私の評価】★★★★★(95点)


■お金持ちは、
 どうやって子どもを教育して
 いるのだろう?


 お金の神様である
 邱 永漢さんに
 教えてもらいましょう。


・借金は消費のためにやってはならない(p73)


■邱 永漢さんは、商売人ですから、
 日頃の食事でのネタは、

 「会社が倒産したら、どうする」

 「株は下がったら買うもの」

 「私が死んだらどうなる」

 といった話をしているようです。


・「ね、ね、世間の人って面白いわねえ。
 株がこんなにあがっているでしょう。
 もうそろそろうらなきゃとうちじゃ、皆、
 思っているのに、私の友達の家に行くと、
 株を買う話を盛んにしているのよ」(p45)


■また、子どものお小遣いは、
 基本的には少なめに渡す。


 もしお金が足りなければ、
 子どもは節約をするか、
 どこからかお金を調達するしかないわけで、
 そこからお金というものの
 大切さを知ることになるのでしょう。


 ただ、どきどき
 お金をかけた旅行などに連れて行き、
 お金の良いところも体験させておく
 というバランスも
 とっているとのこと。


・お金についての知恵のつきはじめは、
 お小遣いをもらうことによってはじまるのではなくて、
 お小遣いが少なくて自分の欲しいものを買うのに
 足りないところからはじまる。(p111)


■常に「全財産を失ったらこうする」といった
 危機管理がしっかりしているところが
 生き残る商売人の経験から出た知恵なのでしょう。


 子どもの教育の本ですが、
 邱さんのお金の考え方がわかって
 大満足の一冊でした。


 邱さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・お金で欲しいと思うものの90%
 ほとんど手に入れることができる、ということは、
 どうしてもお金で手に入らないものが
 10%ほどある、ということ(p16)


・戦後の大混乱で、没落し、私は、一から全部、
 自分でやりなおした・・・興亡、浮沈の歴史を数々、
 見てきているので、お金がいつどこで失ってしまうか
 わからないものだと信じている。・・・今でも
 「万一、全財産を失ったら」という発想が頭から
 拭い去られてしまったわけではない。(p51)


・大金持ちになった人に、
 「あなたはどういうことがきっかけで
 お金持ちになったのですか?」ときいたら、
 大抵は、どんなにお金に困ったか、困ったときに
 どうやってやりくりをしたか、という話ばかりする・・・
 節約は依然として成功への第一歩なのである。(p66)


・今のお金儲けは、
 先ず第一に人から喜ばれるようなことを
 やらなければ、お金儲けにならない・・・
 世の中の変化に少しでも乗り遅れると、
 たちまち振りおとされてしまう(p69)


・サラリーローンでお金を借りる人は、
 金利の計算のできない人である。
 銀行で借りれば10%以下の利息ですむのに、
 わざわざ72%の利息のところへ借りにいく(p78)


・お金の使い方を見ていると、
 その人の器がわかる(p81)


・お金を子供に残したかったら、
 税務署の目をごまかすよりも、
 子供にお金のつくり方、
 守り方を教えたほうが早い、
 ということになる。(p91)


・商売人としてやっていくためには「将来、少なくとも、 
 日本語、英語、中国語の三つくらいは
 喋れるようにならないと駄目だ」と思っている(p162)


・やはり一度は「他人の飯」を食ってみるべきであろう。
 徴兵のなくなってしまった日本では、若者の訓練は
 「会社」か「他人の飯」しかないのである(p197)


・私が仕事の悩みで肩をおとしていると、父が
 「何事も経験です。教えてあげようと思っても、
 頭ぶつけてみなくちゃわからんことが沢山あるんだから」
 と言ってくれます。(p223)


・カトリック系の病院で出産をした・・・
 泣こうが、わめこうが、まったく知らん顔をしている・・・
 最初の一週間をこういう形でしつけると、赤ん坊は
 いくら泣いても無駄泣きだということがわかるから、
 そのうちに泣かなくなる(p107)


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【私の評価】★★★★★(95点)



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