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「奥の細道が面白いほどわかる本―紀行文の史上最高傑作が現代風によみがえった」土屋 博映

2011/03/23公開 更新
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奥の細道が面白いほどわかる本―紀行文の史上最高傑作が現代風によみがえった!


【私の評価】★★★☆☆(79点)


要約と感想レビュー

■松尾芭蕉といえば「奥の細道」
 和訳とマンガでわかりやすく
 解説してくれる一冊です。


 松尾芭蕉の晩年の作であり、
 単なる紀行文としてではなく、
 人生というものを考えさせてくれる
 解説が秀逸でした。


・人間、誰しも、死ぬ瞬間まで、死ぬということが、わかっていないのではないだろうか(p179)


■400ページもあって、
 時間をかけてじっくり読める一冊です。


 時間があるという方は、
 ぜひ読んでみてください。


 土屋さん、
 よい本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・越前の永平寺の禅僧は、夜9時に寝て、朝4時起きだそうだ。それを聞いて、私は旅に出る前から4時起きの練習をしていたのだ(p176)


・和歌で掛詞などと言うと偉そうだが、実はこれはギャグに近いものがある・・・特に平安時代の貴族は暇だったので、言葉遊びをよくやったということなのだよ(p147)


・閑かさや岩にしみ入る蝉の声・・・立石寺は人々に、一見の価値があると勧められて、予定を変えてわざわざ行ったんでしたよね(p230)


・荒海や佐渡によこたふ天河・・・これは有名な句ですね。情景が浮かんできます。(p296)


▼引用は下記の書籍からです。


【私の評価】★★★☆☆(79点)



著者経歴

 土屋 博映(つちや ひろえい)・・・1949年生まれ。中学、高校、大学で教鞭を執る。現在、跡見学園女子大学短期大学部教授、代々木ゼミナール講師。


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