【私の評価】★★★★☆(85点)
■ついに「不毛地帯」を完読しました。
時代は、オイルショック前。
主人公は時代の流れを読み、
組織の発展のために、
石油の上流権益獲得に尽力します。
・日本は東南アジアの石油資源を封鎖され、大東亜戦争に
突入して行ったというのに、今のような石油消費国の日本に、
石油が一滴も入って来なくなったら、この高度成長、GNP
世界第二位の経済大国もあぶくと消え、日本列島は
まさに大パニックに陥りますよ(3巻p330)
■私も海外の仕事をしていたこともあり、
商社マンの仕事と人間関係に、
多々考えさせられました。
組織の中では、純粋な仕事だけでなく、
派閥や役所との調整など
自分でどうしようもないことが
あるものです。
この本は、
そうした、海外ビジネスの最前線で
仕事をしている商社マンの世界を
垣間見せてくれるのです。
・戦闘機でも、通信関係の電子機器でも一つ獲得すれば、
改良型のタイプが将来にわたってシリーズ化して、
採用される可能性がある。マージンは二パーセント
そこそこといっても、額が大きい上、一旦、自社の担ぐ
機種に決定されれば、リスクを冒さず、確実に、しかも
定期的に稼げるのであった。(2巻p235)
■資源の獲得競争という意味では、
現在はオイルショック時代に
近づいているように感じます。
商社マンの活躍に期待したいものです。
山崎さん、良い本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・十一年間、死に等しい屈辱と過酷な困苦に耐えて、
祖国の土を踏めたのは、「生きて歴史の証人たれ」と
諭した谷川大佐の一言であった。(2巻p213)
・経営・・・第一は、まず目的を決め、目的達成のための
方策を考え、実行するための部署をつくること、第二は、
適材適所に人員を配置・・・第三は、いかなる事態に
対しても迅速に総合力を発揮する機動力が大切(2巻p420)
・石油とは、アッラーの神が砂漠の民に与えた慈悲なのか、
それとも、さらに厳しい試練であるのか・・。疾走する車の
外に消えて言ったベドウィンの姿がいつまでも残った(4巻p220)
【私の評価】★★★★☆(85点)
■関連書評
・「不毛地帯1」山崎 豊子
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する

![]()
| メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 43,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 |
| 配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|



コメントする